研究公正 A<C組:工学研究科(電子・数物系、量子放射線系)、理学系研究科>

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
研究公正 A<C組:工学研究科(電子・数物系、量子放射線系)、理学系研究科>
Research Integrity A
O120020003 1 1 前期後半 大学院共通科目 FGCET5102-J1 割外 B3-117,B3-118,オンライン(中百舌鳥キャンパス),他 市田 秀樹

授業目標

本科目においては、学生が研究公正について自らの問題として考える姿勢を培うこと、研究不正の種類や内容について理解することを目的とする。具体的には、

1 研究公正や研究不正の問題と自らの研究活動を関連付けて考えられること
2 研究不正に関して基礎的な知識を身につけ、具体的な事例について自分で判断できるようになること

上記2点を目標とする。

教科書

特に指定しない

参考書

①米国科学アカデミー編・池内了訳,2010,『科学者をめざす君たちへ――研究者の責任ある行動とは』化学同人.
②日本学術振興会,2015,『科学の健全な発展のために――誠実な科学者の心得』丸善出版.
③Japan Society for the Promotion of Science Editing Committee, 2015, 『For the Sound Development of Science』Maruzen Publishing.

※②の英語版が③である。
※なお、②および③ともに、学術振興会のホームページ上でウェブ版が公開されている。
https://www.jsps.go.jp/j-kousei/

授業時間外の学習(準備学習等について)

研究不正や科学者の責任をめぐる国内外のニュースに継続して関心をもってみる。

授業で取り扱う内容は基本的事項である。

より深く理解し自分のものとして修得するには、自分の研究スタイルや所属研究室のコミュニティのありようをふまえつつ、各講義で紹介する著書(講義資料にも記載)を少なくとも1冊以上読むことが必要となってくる。それは同時に課題レポートの準備にもなるはずである。

授業の概要

 講義全体をつうじて、研究不正とは何をさすのか、なぜ研究不正が問題であるのかを考え、研究における誠実性(Research Integrity)の基盤を築くことをめざす。その基盤は人文・社会科学から自然科学までのすべての学問にかかわる者にとって必須であることを確認していく。

 講義の初盤では、研究不正の種類やデータの管理、人や動物を対象とする研究において参照されるガイドラインや倫理綱領などを提示しながら、国内外の具体的事例をまじえて展開していく。講義の中盤では、研究の利益相反や研究費の適切な扱い、オーサーシップやピアレビューの必要性を理解する。講義終盤では、現代の社会と科学の関係を取り上げ、学問の自由や科学者の責任について原子力や軍事研究の視点から考える。

 参考図書として基本的なものを2冊挙げている。教科書としては扱わないが初歩的な入門書である。
授業で取り扱う内容は基本的事項であり、より深く理解するためには、各講義で紹介する著書(講義資料にも記載)をできるだけ多く読むことを推奨する。

授業計画

第1回 イントロダクション|なぜ今研究公正なのか 準備学習等
第2回 研究不正の定義・背景・事件|データの信頼性 準備学習等
第3回 人や動物を対象とした適切な研究 準備学習等
第4回 オーサーシップ・ピアレビュー 準備学習等
第5回 社会と科学の関係 準備学習等

成績評価

講義終了後からグループワーク開始前までに修了すること(修了証の提出は不要)。本講義の達成目標、
1 研究公正や研究不正の問題と自らの研究活動を関連付けて考えられること
2 研究不正に関して基礎的な知識を身につけ、具体的事例について自分で判断できるようになること
について、以下の観点から総合的に評価する。

①講義、グループワークへの積極的な参加                      
②CITI-Japanのeラーニング「責任ある研究行為:基盤編」を受講
③グループワーク終了後に課すレポートを指定期日までに必ず提出すること。

単位取得(C評価)に必要な要件は、
1 研究公正や研究不正の問題を理解すること
2 研究不正に関して基礎的な知識を身につけること   
である。

備考(実務経験の活用を含む)

★「授業支援システム」上で当該科目に関する情報が随時更新される。

★講義前後や課題提出期間中は上記システムに必ずアクセスし、情報の確認や資料のダウンロード等をすること。

★レポート提出は、【紙版(担当教員の研究室)+「授業支援システム」電子版に添付】の両方でもれなく行うこと(受講者多数にて紛失・未着等のアクシデントを回避するため)。レポートはキャンパス間の学内便を利用して提出することもできる。なお、メールでのレポート提出は学内システム上認めていないので注意すること。

※「研究公正A」を修得済みの学生は、上記「成績評価」欄の①と②は免除となる。従って、この場合は「グループワーク受講」と「レポート提出(「研究公正A」修得者用の課題)」が必須である。