文化と景観

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
文化と景観
Culture and Landscape
B403320001 2 2 後期授業 専門科目 DWOSO2238-J1 水1 B1-1,オンライン(中百舌鳥キャンパス) 福田 珠己

オフィスアワー

火曜日(授業期間中)12:15~12:50。対面、あるいは、Zoomで行います。まずは、気軽にメールで質問などを送ってください。

授業目標

地理学および隣接諸分野において重要な位置を占めてきた「文化」「景観」という考え方について、文化の政治性に焦点をあて、社会における諸現象に即して理解することを目標とする。具体的な達成目標は次のとおり。
(1)文化の政治性に関する人文地理学を中心とした基本的な考え方を理解する。
(2)文化表象や所有権をめぐる闘争など社会の諸現象と関連づけて論じることができる。

教科書

指定しない。プリント配布。

参考書

栗原彬他編(2000)『越境する知1 身体:よみがえる』東京大学出版
吉田憲司(1999)『 文化の「発見」』 岩波書店
吉田憲司(2013)『 文化の「肖像」』 岩波書店
ウィリアム・ルービン編(1995)『20世紀美術におけるプリミティヴィズム』淡交社
国立民族学博物館(1997)『異文化へのまなざし』 NHK
松田京子(2003)『帝国の視線 : 博覧会と異文化表象』 吉川弘文館
ケン・ハーパー(2001)『父さんのからだを返して : 父親を骨格標本にされたエスキモーの少年』早川書房
演劇「人類館」上演を実現させたい会(2005)『人類館 封印された扉』 アットワークス
石田佐恵子ほか(2013)『ポピュラー文化ミュージアム』ミネルヴァ書房
A・ヘンダーソン他(2003)『スミソニアンは何を展示してきたか』 玉川大学出版部
ジェイムズ・クリフォード(2003)『文化の窮状』人文書院
松島泰勝・木村朗編(2019)『大学による盗骨』耕文社 ほか

関連科目

地理学基礎

授業時間外の学習(準備学習等について)

この授業では、2~3回で1つのテーマについて取り上げる。いずれの場合も、講義形式にかかわらず、グループでのディスカッションやテーマごとのレポートを課す。その準備のための学習が不可欠である。

(重要)オンデマンド型で行う場合も、課題提出日を設定するので、授業実施日当日かそれに近い日に受講すること。

授業の概要

「文化」とは何か/どのような考え方か。現代社会において「文化」はどのような位置をしめているのか。本科目では、文化地理学の議論を中心に、文化と社会について具体的な事例を踏まえながら、文化の政治性に焦点をあてて論じる。講義形式ではあるが、多様な意見に接することによって理解を深めるために課題毎にグループ・ディスカッションなども行う予定である。

授業計画

第1回 イントロダクション(1)
全体の説明、および、準備学習、学外での自習課題などについて提示する。
準備学習等
第2回 イントロダクション(2)
「文化」を考えるための基本的な概念の確認
準備学習等
第3回 テーマ1:アイヌ民族の骨と土地をめぐる問題から(1)
3回にわたって、①どのような問題が起きているのか?②文化と社会に留意した考察③展示されたアイヌ文化、について考える
準備学習等
第4回 テーマ1:アイヌ民族の骨と土地をめぐる問題から(2)
3回にわたって、①どのような問題が起きているのか?②文化と社会に留意した考察③展示されたアイヌ文化、について考える
準備学習等
第5回 テーマ1:アイヌ民族の骨と土地をめぐる問題から(3)
3回にわたって、①どのような問題が起きているのか?②文化と社会に留意した考察③展示されたアイヌ文化、について考えるテーマ2:スポーツと国家(2)
オリンピック開会式で表象された「国家像」。各自で指定された資料を調査
準備学習等
第6回 テーマ2:人間動物園?(1)
3回にわたって、①異文化はどのように扱われてきたのか?他者はどのように扱われてきたのか?②博覧会の時代③(学術)人類館事件について考える
準備学習等
第7回 テーマ2:人間動物園?(2)
3回にわたって、①異文化はどのように扱われてきたのか?他者はどのように扱われてきたのか?②博覧会の時代③(学術)人類館事件について考える
準備学習等
第8回 テーマ2:人間動物園?(3)
3回にわたって、①異文化はどのように扱われてきたのか?他者はどのように扱われてきたのか?②博覧会の時代③(学術)人類館事件について考える
準備学習等
第9回 テーマ3:マイノリティの文化と観光(1)
3回にわたって、映画「裸足の1500マイル」やオーストラリアの例から、観光と文化の政治性について考える
準備学習等
第10回 テーマ3:マイノリティの文化と観光(2)
3回にわたって、映画「裸足の1500マイル」やオーストラリアの例から、観光と文化の政治性について考える
準備学習等
第11回 テーマ3:マイノリティの文化と観光(3)
3回にわたって、映画「裸足の1500マイル」やオーストラリアの例から、観光と文化の政治性について考える
準備学習等
第12回 テーマ4:現代日本社会で起きていることから(1)
文化と政治性という視点で、最近の出来事をレビューする(受講生による)
準備学習等
第13回 テーマ4:現代日本社会で起きていることから(2)
前回の成果を「文化」に関する諸理論と結びつけて考える
準備学習等
第14回 中間レポートの内容をもとに、さらなる議論を展開する 準備学習等
第15回 まとめ 準備学習等

成績評価

平常点(レポート、授業への取り組み)と試験で総合的に評価する。単位を取得するためには、(1)人文地理学を中心とした文化の政治性に関する基本的な考え方を理解し、適切に解説できること、(2)文化表象や所有権をめぐる闘争など社会の諸現象と関連付けて論じること、が求められる。以上成績評価は、学期末の試験のほか、レポート(複数回)、および、グループディスカッションなど授業への取り組みをもとに行う。

備考(実務経験の活用を含む)

【9月7日追記 こちらの方針で進めます】
10月10日まで大学の方針に従い、オンライン(オンデマンド)でいます。当日に公開しますので、授業支援システムから授業に参加してください。10月10日以降についても、オンライン(オンデマンド形式)も含む形で行います。映像(ドキュメンタリー)を鑑賞したり、課題についてディスカッションする場を対面で設けます。感染症流行の状況によって対面で行う日程を決定します。おおよその流れについては初回授業で説明しますので、それを参照してください。