社会保障論

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
社会保障論
Social Security
B402530001 2 3 後期授業 専門科目 DWSWF3320-J1 水3 A4-402 嶋内 健

オフィスアワー

個別にアポイントメントをとってください。

授業目標

以下の6点を到達目標とする。

1.介護保険制度の概要と課題について説明できる。
2.労働保険制度の概要と課題について説明できる。
3.障害者福祉制度の概要について説明できる。
4.家族政策の概要と課題について説明できる。
5.諸外国の社会保障制度の概要を理解したうえで、日本の社会保障制度の特徴を説明できる。
6.今日の社会保障制度が抱える諸課題について、雇用システムと関連づけて説明できる。

教科書

日本ソーシャルワーク教育学校連盟編『最新 社会福祉士養成講座精神保健福祉士養成講座 社会保障』中央法規出版、2021年。
別途、授業資料をMoodleで配布する。

授業時間外の学習(準備学習等について)

講義や配布する資料に基づき、講義ノートを作って復習をするとよい。毎年のように制度の改定が実施されるので、普段から新聞や雑誌等で社会保障に関連する記事やトピックを読む習慣を身に着けておくとよい。

授業の概要

本科目の授業形式は、「対面・オンライン(非同期)混合」とする。ただし、コロナウィルスの感染状況に応じて、結果的に対面またはオンラインに移行する可能性があることを予め告知しておく。
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 本科目(社会保障論)は、国家試験の必須科目である「社会保障」の後半部分に相当する。受講生は本科目と前期の社会政策論とを履修することで、社会保障の全体を学習することになる。
 後半の社会保障論では、主に介護保険、労働保険、家族政策、民間保険・企業福祉、諸外国の社会保障制度、そして社会保障の現代的課題について理解を深めることを目的とする。授業は社会福祉士・精神保健福祉士養成科目のために執筆されたテキストに沿って進める。
 ただし、この種のテキストは資格の取得に主眼が置かれていることもあり、現代の社会保障制度が抱える諸課題や、その背景となる社会、経済、そして政治システムの行き詰まりについて批判的に考察する視点が必ずしも十分ではない。したがって、このようなテキストに載っていないが、社会保障制度ならびに同制度の改革ビジョンを考えるうえで重要と考えられるトピックについても解説を加えていく。

授業計画

第1回 1.イントロダクション:

授業の目的、概要、方法、成績評価等について。
準備学習等
第2回 2.介護保険制度(1):

介護保険制度創設の経緯。介護保険制度の概要。
準備学習等 テキストおよび配布資料を読む
第3回 3.介護保険制度(2):

介護保険制度をめぐる最近の動向。介護保険制度の課題。
準備学習等 テキストおよび配布資料を読む
第4回 4.労働保険制度(1):

労働保険制度の沿革と概要。労働者災害補償保険。
準備学習等 テキストおよび配布資料を読む
第5回 5.労働保険制度(2):

雇用保険制度の概要。
準備学習等 テキストおよび配布資料を読む
第6回 6.労働保険制度(3):

雇用保険制度の課題。
準備学習等 テキストおよび配布資料を読む
第7回 7.労働保険制度(4):

2008年金融危機と求職者支援制度の創設。求職者支援制度の課題。コロナ危機と失業問題。
準備学習等 テキストおよび配布資料を読む
第8回 8.障害者福祉:

障害者福祉の沿革と概要。障害者福祉の基本理念と目的。障害者総合支援法。
準備学習等 テキストおよび配布資料を読む
第9回 9.家族政策:

少子化の現状。少子化の要因。少子化対策の展開と課題。
準備学習等 テキストおよび配布資料を読む
第10回 10.民間保険と企業福祉:

民間保険に期待される役割。古典的な社会保険と民間保険の比較。民間保険の概要。企業年金と個人年金。企業福祉と福利厚生。
準備学習等 テキストおよび配布資料を読む
第11回 11.諸外国の社会保障(1):

大陸ヨーロッパの社会保障(フランス、ドイツ)。
準備学習等 テキストおよび配布資料を読む
第12回 12.諸外国の社会保障(2):

北欧の社会保障(スウェーデン、デンマーク)。
準備学習等 テキストおよび配布資料を読む
第13回 13.社会保障が直面する課題(1):

社会的排除と包摂。日本型雇用システムの変容。非正規雇用の増加。生活困窮者自立支援制度の創設と課題。
準備学習等 テキストおよび配布資料を読む
第14回 14.社会保障が直面する課題(2):

社会保険主義の弊害。非正規労働者の増加と医療保険・年金保険の格差問題。
準備学習等 テキストおよび配布資料を読む
第15回 15.講義の総括 準備学習等 テキストおよび配布資料を読む

成績評価

上記の授業目標で掲げた6点の達成度で評価を行う。

単位を取得するためには、以下6点について少なくとも60%を達成しなければいけない。
1.介護保険制度の概要と課題について説明できる。
2.労働保険制度の概要と課題について説明できる。
3.障害者福祉制度の概要について説明できる。
4.家族政策の概要と課題について説明できる。
5.諸外国の社会保障制度の概要を理解したうえで、日本の社会保障制度の特徴を説明できる。
6.今日の社会保障制度が抱える諸課題について、雇用システムと関連づけて説明できる。

授業中に提示する3回の小テストと定期試験をもって成績を評価する。小テストを30%、定期試験を70%の割合で評価する。