生活支援論:精神II

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
生活支援論:精神II
Mental Health and Psychiatric Nursing II
B400330001 1 3 前期授業 専門科目 DNNUR3509-J2 火3 L401,L402 冨川 順子・他

オフィスアワー

冨川順子 (木)13:00-15:00
他教員  月~金12:10~12:55(但し実習中は不在となるため、事前連絡が望ましい)

授業目標

1.精神疾患のある人に精神科看護を行うために、精神看護における看護過程の展開の特徴を理解し、事例を用いてアセスメントおよび看護計画の立案を行うことができる。
2.精神疾患のある人と信頼関係を築いて看護援助を行うために、精神疾患のある人との信頼関係を築く技術とプロセスレコードによる振り返りについて理解することができる。
(1)精神看護での基本的な対人関係を築くための理論について理解する。
(2)基本的な傾聴技法について理解する。
(3)看護場面の再構成の意味を理解し、看護場面の再構成を行う。
3.精神看護実習に必要な、精神科薬物療法を支える看護、精神疾患のある患者を支える家族看護、退院支援と地域生活促進のための看護、精神科における倫理とリスクマネジメントについての知識を理解する。

教科書

1.岩崎弥生・渡邉博幸編:精神看護学1 精神看護学概論 精神保健 第5版,メヂカルフレンド社,2019.
2.岩崎弥生・渡邉博幸編:精神看護学2 精神障害をもつ人の看護 第5版,メヂカルフレンド社,2019.

参考書

講義の中で適宜紹介する。
疾患別・症状別看護について教科書以外を確認したい人は,
1.萱間真美(2015):パーフェクト臨床実習ガイド 精神看護 第2版,照林社.
2.遠藤淑美・末安民生編(2020):新版 精神看護学,中央法規出版.をお勧めする。
各看護についてさらに詳しくみたい人は、
3.中央法規出版の精神科ナースのアセスメント&プランニングbooksを勧める。

関連科目

コミュニケション論, 医療と社会福祉学, 疾病・治療論D,生活支援看護学概論:精神,生活支援論:精神I,生活支援看護学実習:精神

授業時間外の学習(準備学習等について)

1.看護過程の課題を仕上げること。
2.これまでの対人関係でコミュニケーションを見直したい場面を一つ選び、プロセスレコードを仕上げること。
3.教科書の該当箇所は適宜、復習すること。

授業の概要

精神看護学実習に向けて、
1.精神看護の臨床でも広く用いられているセルフケア理論を学習し、精神看護の対象となる患者への看護過程の展開を学ぶ。これまでに学んだ、こころの成長発達や生活史等といった多角的視点からのアセスメントを行う。
2.精神科看護において、医療者の関わりが援助となり治療となるため、患者と信頼関係を築くための基本的な理論について学ぶ。精神科看護において重要なコミュニケーション技法の基礎について演習を通して理解する。また、必須である自己の振り返り方法について学び、看護場面の再構成をプロセスレコードを用いて行うことで自己の振り返りを行う。
3.精神科薬物療法を支える看護、精神疾患のある患者を支える家族の特徴と家族を支える看護、退院支援と地域生活を促進するための看護、精神科における安全を守るケア、倫理的な視点から精神科看護に必要な知識について学ぶ。

授業計画

第1回 精神科看護の基本となる対人関係の築き方:精神科看護における対人関係理論とプロセスレコード 準備学習等 教科書2.p.191-201を読むこと
第2回 プロセスレコードによる看護場面の再構成 準備学習等 教科書2.p.211-p.218を読むこと
第3回 傾聴技法と演習:傾聴技法による傾聴 準備学習等 教科書2.p.202-211を読むこと。2年生のコミュニケーション論の傾聴を確認すること。
第4回 集団の心理と演習:集団精神療法の基礎と看護師としての支援 準備学習等
第5回 精神科における看護過程:セルフケア理論と看護過程 準備学習等 教科書2.234-243を読むこと
第6回 統合失調症急性期の人の看護過程 準備学習等 教科書2.270-279の復習
第7回 統合失調症慢性期の人への看護過程1 生活歴・家族とアセスメント 準備学習等 教科書p.279-295を復習
第8回 統合失調症慢性期の人への看護過程2 精神機能の査定とセルフケア 準備学習等 第7回同様
第9回 統合失調症慢性期の人への看護過程3 全体像 準備学習等 第7回同様
第10回 統合失調症慢性期の人への看護過程4 目標とケアプラン、ケアの評価方法 準備学習等 第7回同様
第11回 精神科薬物療法を支える看護ケア 準備学習等 教科書p.148-162の復習、p.248-250を読むこと
第12回 精神疾患のある家族の心理と家族への看護ケア、地域生活を支えるための退院支援と退院調整 準備学習等 教科書2.p.352-418を読むこと
第13回 多飲傾向のある人への看護ケア,精神科において必要なリスクマネジメントの知識 準備学習等 教科書2.p.254-266を読むこと
第14回 精神科看護に必要な精神保健福祉法の理解と隔離・拘束 準備学習等 教科書2.p.266-270,教科書1.p.252-273を復習しておくこと
第15回 精神科看護における倫理と臨床でよくみられる倫理的な問題 準備学習等 教科書1.p.245-250を読むこと

成績評価

 授業目標1.と2.を達成するための演習への参加、提出物提出及び小テスト受験をすべてしていれば評価対象とする。

合格(C評価)の基準 1.2.については必ず必要。3.については、1.2.3.の合計点を100点とするので、合計点が60点になるように小テストの点を取っていることが必要。
1.精神疾患をもつ患者への看護過程の展開について、統合失調症慢性期の人へのセルフケア不足の査定とそれにつながる情報のアセスメント、看護目標とケアプラン立案を行い、提出する。 
2.精神疾患のある対象と援助関係を構築する方法を習得するために、基本傾聴技法と集団精神療法演習に参加し(不参加の場合は補講に参加する)、演習内で自らの技術について振り返ったことを提出する。また看護場面の再構成(プロセスレコード)を1場面作成して、提出する。

3.精神科薬物療法を支える看護、精神疾患のある患者を支える家族の特徴と家族を支える看護、退院支援と地域生活を促進するための看護、精神科における安全を守るケア、倫理的な視点から精神科看護について講義終了後の小テストを受検し、適切な知識について選択する。

備考(実務経験の活用を含む)

原則、対面授業予定。
対面授業について、体調不良、事故などやむをえない事情で欠席し、後日オンデマンド講義を希望する場合は、授業日の9:00までに冨川のメールアドレスに、メールにてその日の授業を欠席する旨の連絡がなされている場合、出席扱いにする。この時間を過ぎたメールの場合は、この時間までにメールができなかったやむをえない事情についての証明書類がある場合だけ考慮する。
メールには、学籍番号、名前、理由、オンデマンド講義受講を希望するかどうかを書いて送ること。

提出物の期限について
1.提出期限までの提出物のみ採点対象とする。
2.感染や事故などやむをえない事情の場合、その提出物の提出期限前2日間、やむをえない事情があったことを証明する、診断書・やむをえない事情の証明書がある場合のみ、相談に応じる。原則として提出期限の24時間前には担当教員にメールで期限内に提出できない旨の連絡をしておくこと。