スケールの科学<初年次ゼミナール>

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
スケールの科学<初年次ゼミナール>
First Year Seminar
A110010007 2 1 前期授業 初年次ゼミナール FLCFE1101-J2 水5 B2-204 桐谷 乃輔

オフィスアワー

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授業目標

本ゼミでは、数値を用いて現象を比較することを通して、問題設定の仕方、文献調査の視点、ディスカッション、プレゼンテーションについて、基礎を得ることを目標に開講をします。これまでに皆さんが行ってきた問題を解く、技術を習得することは大事な処世術ですが、多くが受動的です。一方で、問題を創る行為は自発的です。新しい価値を生み出す可能性を秘めており、社会を大きく変革すると考えられます。そのためのプロセスや考え方の基礎を得て欲しいと考えております。

教科書

必要に応じて指示する。

参考書

必要に応じて指示する。

授業時間外の学習(準備学習等について)

1.(序盤)様々な事象に目を向けて、各自が問題となる対象を探してください。自分で興味の持てる対象であることが望ましいです。常識にとらわれずに、柔軟に目を向けて欲しいと思います。
2.(中盤)相手に情報を伝えるために、プレゼンテーションを行うことは一般的です。その場では、スライドを用いることが多いはずですが、スライド作成技術は簡単には身につきません。授業時間だけでは不十分です。家でもスライドを完成度の高いものに仕上げる努力が欲しいところです。
3.(終盤)対象とした問題について、ディスカッションで受けた指摘や疑問について、深く調べて欲しいと考えております。学部生の知識レベルでは不十分な内容が含まれるようであれば、大学院レベルの内容に踏み込むこともあるかもしれません。最終発表時には、可能な限り独創的(オリジナル)な領域まで深めてほしいと思います。

授業の概要

本ゼミの対象はものさし「スケール」です。社会や科学は様々なものさしを通すと、新たな価値へとつながります。例えば、時間は秒で示され、長さはメートルです。その2つのものさしから速度(長さ/秒)が得られ、ものさしとして利用されております。光の速度は、299792458 m/sで速度の基準です。では、他には光速に匹敵する速度を持つ物理現象はあるのでしょうか?それは、何故その速度を示すのでしょうか?最先端の物理的な課題に関係します。他に、ねずみ、人、象はみな真核細胞より構成されております。では、細胞あたりの代謝エネルギーは同じでしょうか?それとも違う?何故でしょうか?あるいは、世界の社会情勢に踏みこむと、識字率と貧困の統計的な関係はありそうですが、それは数値としてどのような関係性を持っているのでしょうか?それはなぜでしょうか?上にあげた例はほんの一例にすぎませんし、もっと面白い対象もあるものと思います。普段の生活の常識に囚われすぎずに、各自で興味のある対象を探し、それを追求する方法論を得ることを目指します。

授業計画

概ね、下記の予定で進めてゆきます。
受講生の状況にあわせて、進度は調整させて頂きます。

1回目:自己紹介と本ゼミの進め方についての説明
(時間があれば、先端エレクトロニクスや量子工学におけるスケールについて概説します)
2回目:文献調査の方法・その重要性についての説明
3回目:科学におけるさまざまなスケールについての説明と簡単なディスカッション
4回目:各自で問題を探しはじめます。
5回目:エクセルやパワーポイントの使い方についての説明
6回目:簡単なスライド作成練習
7回目:簡単な発表練習
8回目:問題の探索とディスカッション1
9回目:問題の探索とディスカッション2
10回目:問題の深堀りとディスカッション1
11回目:問題の深堀りとディスカッション2
12回目:調べた問題についてスライド作成1
13回目:調べた問題についてスライド作成2
14回目:発表会とディスカッション1
15回目:発表会とディスカッション2

成績評価

授業への積極的な参加度(議論での発言等)(40%)、最終プレゼンテーション(60%)で評価します。ただし、知識の習得自体ではなく、自分で調べ、考え、他者と議論し、自分の考えをまとめていくというプロセスを重要視します。最終発表会については、対象とした問題に対するアプローチ、結論の整合性や論理性により評価を致します。