日本史概説

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
日本史概説
Introduction to Japanese History
B102820001 2 2 前期授業 専門科目 AEPHS2444-J1 水1 B1-3 大村 拓生

オフィスアワー

講義終了時に対応する

授業目標

本科目では、日本史上の重要トピックを取り上げ、歴史学の方法とその成果を修得することを目的とする。
具体的には以下の能力を身につけることを達成目標とする。
1.歴史学の方法について、説明できること。
2.歴史資料の特質とその扱い方について、説明できること。
3.日本史上の重要トピックについて、その研究の成果を説明できること。
4.講義全体を通じて、日本通史を説明できること

教科書

毎回プリントを配布する

参考書

全体に関しては、大津透・桜井英治・藤井譲治・吉田裕・李成市編『岩波講座日本の歴史』岩波書店

授業時間外の学習(準備学習等について)

各講義の主題について、参考書および準備学習で取り上げた文献などにより、講義に前後して適宜に概要を調べておくこと。

授業の概要

日本史学(歴史学)は史料に基づく実証科学である。本科目では中等教育でも取り上げられる基礎的事項のいくつかを取り上げながら、歴史学の方法論とそれに基づく学問的成果について解説し、教員として最低限必要な知識を身につけられるようにする。講義は画像提示と板書を併用してすすめる。

授業計画

第1回 歴史学と史料学 準備学習等 週刊朝日百科日本の歴史『別冊歴史の読み方』1~10、朝日新聞社、小田中直樹『歴史学ってなんだ?』PHP新書
第2回 発掘調査の過程と「邪馬台国」論の現状 準備学習等 椎名慎太郎『遺跡保存を考える』岩波新書、吉田晶『卑弥呼の時代』新日本新書、石川日出志『農耕社会の成立』岩波新書
第3回 古墳と天皇陵 準備学習等 都出比呂志『王陵の考古学』岩波新書、高木博志『陵墓と文化財の近代』山川出版社日本史リブレット、今尾文昭・高木博志『世界遺産と天皇陵を問う』思文閣出版
第4回 律令国家と理念と現実 準備学習等 木簡学会編『木簡から古代がみえる』岩波新書、遠藤慶太『六国史』中公新書、鐘江宏之『律令国家と万葉びと』小学館
第5回 神国意識とケガレ観念 準備学習等 高橋昌明編『洛中洛外』朝日新聞社、木村茂光『国風文化の時代』青木書店
第6回 武士と武家政権の成立 準備学習等 川合康『源平合戦の虚像を剥ぐ』講談社・同『源平の内乱と公武政権』吉川弘文館
第7回 南北朝内乱の解釈と実像 準備学習等 海津一朗『楠木正成と悪党』ちくま新書、新田一郎『太平記の時代』講談社、兵藤裕己『太平記<よみ>の可能性』講談社学術文庫
第8回 肖像画の像主 準備学習等 黒田日出男『絵画史料で歴史を読む』ちくま学芸文庫・同『源頼朝の真像』角川選書、米倉迪夫『源頼朝像』平凡社ライブラリー
第9回 水利と地名の史料学 準備学習等 服部英雄『地名のたのしみ』角川ソフィア文庫、国立歴史民俗博物館『描かれた荘園の世界』新人物往来社、藤木久志『戦国の作法』講談社学術文庫
第10回 戦国合戦の実像と信長の戦争 準備学習等 藤本正行『信長の戦争』講談社学術文庫、池上裕子『織田信長』吉川弘文館
第11回 地震被害と記憶の継承 準備学習等 矢田俊文『中世の巨大地震』吉川弘文館、寒川旭『秀吉を襲った大地震』平凡社新書、倉地克直『江戸の災害史』中公新書
第12回 学校と軍隊 準備学習等 原田敬一『国民軍の神話』吉川弘文館、吉田裕『日本の軍隊』岩波新書
第13回 南京事件をめぐる歴史認識と実像 準備学習等 笠原十九司『南京事件』岩波新書・同『南京事件論争史』平凡社ライブラリー
第14回 近現代公文書の歴史学 準備学習等 中塚明『歴史家の仕事』高文研、久保亨・瀬畑源『国家と秘密』集英社新書、瀬畑源『公文書問題』集英社新書
第15回 定期試験 準備学習等 これまでの内容を復習しておく

成績評価

授業目標(達成目標)の達成度で評価を行う。
単位を所得するためには、1~4の何れにおいても必要最小限の説明ができており、なおかつ合計で60%以上の得点を達成していることが不可欠となる。
成績を評価する手段としては、講義資料持ち込みで実施する定期試験(85%)および毎回授業の最後に提出してもらう小レポート(15%)を用い、内訳は括弧内に示した