環境哲学と現代社会

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
環境哲学と現代社会
Environmental Philosophy and Contemporary Society
B102730001 2 2 後期授業 専門科目 AEPHS2330-J1 月5 A5-123,オンライン(中百舌鳥キャンパス) 上柿 崇英

オフィスアワー

t-uegaki@hs.osakafu-u.ac.jpへ直接ご連絡ください。

授業目標

21世紀の環境問題は人間と自然の関係ではなく、人間と社会の関係の中にある。本講義では“持続可能性”の概念を拡張し、現代科学技術と人間、人間関係や共同の困難、存在の揺らぎといった社会問題をも包括する環境哲学の射程について俯瞰する。具体的には以下のことを目標とする。
①環境哲学的に捉えられる人間の本質について説明することができる。
②環境哲学的に捉えられる700万年の人類史/社会史について説明することができる。
③持続不可能性の概念およびそれをめぐる多様な視点について説明することができる。
④現代社会の人間が直面する問題について環境哲学的に考察することができる。
⑤①から④の環境哲学を通じて見えてくる多様な論点を踏まえ、自らのの考えを整理し、述べることができる。

教科書

※9月20日追記:こちらに記載されていた本は受講のために必ず購入しなければならないというものではなく、「参考書」とする方が適切でしたん。紛らわしい書き方ですみません。講義の事前学習、復習については、授業支援システムにアップロードされる講義資料に加え、参考書として、記載の書籍などを活用して下さい。

参考書

上柿崇英/尾関周二編『環境哲学と人間学の架橋――現代社会における人間の解明』世織書房 2015年

関連科目

環境哲学・倫理学(前期月曜日3限目)

授業時間外の学習(準備学習等について)

授業で用いるパワーポイントの概要を資料として原則1週間前にポータルにアップロードします。事前見目を通して挑んで下さい。

授業の概要

われわれホモ・サピエンスは、自然生態系の上層に人為的生態系を築き、六〇〇万年にわたってその人為的生態系を膨張させながら子孫へと受け渡してきた。農耕の成立、近代的社会様式の成立、そして「自己完結社会」の成立といった“特異点”を経るなかで、人間はその存在様式さえ変容させてきたと言える。本講義では、人間と他の生物の違いはどこにあるのか、文明とは何か、なぜ宗教が誕生したのか、環境問題の起源はどこにあるのかといった問いから、科学技術の未来、リアリティなき生、関係性の病理や“生きづらさ”など幅広く、自然―社会―人間の問題について考えていく。

授業計画

第1回 イントロダクション 準備学習等 シラバスをよく読んでおくこと
第2回 環境哲学から見る「人間」 準備学習等 授業線システムに掲示した資料をよく読んでおくこと
第3回 環境哲学から見る「社会」 準備学習等 授業線システムに掲示した資料をよく読んでおくこと
第4回 農耕の成立がもたらしたもの 準備学習等 授業線システムに掲示した資料をよく読んでおくこと
第5回 「宗教」と社会 準備学習等 授業線システムに掲示した資料をよく読んでおくこと
第6回 「自由」とは何か? 準備学習等 授業線システムに掲示した資料をよく読んでおくこと
第7回 「科学」とは何か? 準備学習等 授業線システムに掲示した資料をよく読んでおくこと
第8回 近代社会の成立 準備学習等 授業線システムに掲示した資料をよく読んでおくこと
第9回 環境問題の起源を考える① 古代社会の環境問題 準備学習等 授業線システムに掲示した資料をよく読んでおくこと
第10回 環境問題の起源を考える② 三つの持続不可能性 準備学習等 授業線システムに掲示した資料をよく読んでおくこと
第11回 環境の持続不可能性とエコロジー経済学の視点 準備学習等 授業線システムに掲示した資料をよく読んでおくこと
第12回 社会システムの持続不可能性と社会―生態システム理論の視点 準備学習等 授業線システムに掲示した資料をよく読んでおくこと
第13回 人間存在の持続不可能性①:「生の希薄化」の問題 準備学習等 授業線システムに掲示した資料をよく読んでおくこと
第14回 人間存在の持続不可能性②:現代科学技術と自己完結社会 準備学習等 授業線システムに掲示した資料をよく読んでおくこと
第15回 まとめ 準備学習等 授業線システムに掲示した資料をよく読んでおくこと

成績評価

学期末に提出してもらうレポートで判定します。単位認定(C判定以上)については、授業目標に掲げた①~⑤に関わる内容を自ら咀嚼した上で、自身の言葉によって表現できることが求められます。オンライン(非同期)となった場合は、課題の内容も反映されます。

備考(実務経験の活用を含む)

基本は対面授業としますが、状況によって一部オンライン(非同期)の授業に切り替える可能性があります(その場合はスライド+音声、または動画を視聴して簡単な課題を提出してもらいます)。また授業計画の内容は実施状況において変更する可能性があります。