母語としての日本語・外国語としての日本語<初年次ゼミナール>

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
母語としての日本語・外国語としての日本語<初年次ゼミナール>
First Year Seminar
A110010063 2 1 前期授業 初年次ゼミナール FLCFE1101-J2 水3 B3-209 森田 耕平

授業目標

本科目の授業目標は以下の5つである。
(1) 日本語の使用や学習に関する多様な視点を取り入れ、活用できる。
(2) テーマに関連する知識・情報の収集が適切にできる。
(3) 収集した知識・情報を活用して、テーマに関連する問題点や興味深い点を自分で見つけることができる。
(4) 得た情報や自分の考えを、他者に対してわかりやすく表現・発表できる。
(5) ディスカッションや発表の振り返りを通じて、自分の考えを深められる。

参考書

中井延美(2018)『必携! 日本語ボランティアの基礎知識』大修館書店
スリーエーネットワーク(2012)『みんなの日本語初級Ⅰ 第2版 本冊』スリーエーネットワーク
スリーエーネットワーク(2012)『みんなの日本語初級Ⅰ 第2版 翻訳・文法解説 英語版』スリーエーネットワーク
庵功雄(2016)『やさしい日本語―多文化共生社会へ』岩波新書
庵功雄(編著)(2020)『「やさしい日本語」表現事典』丸善

授業時間外の学習(準備学習等について)

授業時間外の学習としては、①授業・活動の内容を振り返り、②次の授業・活動に向けて準備することを求める。その到達度は授業毎の課題によって確認する。個人活動では、授業内容を踏まえて自らの知識・経験を振り返り、考えをまとめるためのワークシートを課す。グループでの活動では、グループで調査や発表の準備を自主的に行ない、その状況をまとめるための活動記録の作成を課す。また課題以外でも、日本語の使用や学習に関して、日常的な範囲で積極的に観察し、考えておくことを求める。

授業の概要

本科目は、「母語あるいは外国語としての日本語の使用・学習」をテーマとする。日本語母語話者の場合、日常的な言語使用の経験や、高校までの国語・英語の学習で身に着けた知識だけでは、「日本語にはどのような特徴があるか」「どのような伝え方をすればわかりやすいか」「自分はどのように日本語を使用しているか」といった点は見えにくい。こうした点について考えを深めるため、本授業では、外国語として日本語を学び、使用する非母語話者の視点を取り入れる。そのために、日本語を学ぶための教材(教科書)や日本語非母語話者とのコミュニケーション手段である「やさしい日本語」といった素材に触れる。それらの素材から知識・情報を収集し、ディスカッションを通じて、テーマに関する問題点や興味深い点を自ら提起し、発表する。また、発表を踏まえたディスカッションやレポートの作成を行ない、考えを深めるとともに、自らの言語使用・学習に活かすヒントを得る。
授業ではグループ発表と、発表資料の作成を2回行なう。授業毎の課題として、個人ごとのワークシートまたはグループでの活動記録の作成を課す。また発表後には個人ごとに発表内容をまとめ、深めるためのレポートを作成する。

授業計画

第1回 イントロダクション、アイスブレーキング 準備学習等 シラバスを読む
第2回 全体でのディスカッション(トピック①「日本語を学ぶこと」) 準備学習等 授業のテーマに関するワークに取り組む
第3回 全体でのディスカッション、グループ分け 準備学習等 トピック①に関するワークに取り組む
第4回 グループ活動(テーマ設定、ディスカッション) 準備学習等 トピック①に関するワークに取り組む
第5回 グループ活動(調査、ディスカッション) 準備学習等 グループで計画を立てる
第6回 グループ活動(調査、ディスカッション) 準備学習等 グループで調査を行なう
第7回 グループ活動(発表準備) 準備学習等 グループで調査を行なう
第8回 発表会① 準備学習等 グループで資料の作成、発表の練習をする
第9回 全体でのディスカッション(トピック②「日本語でのコミュニケーション」) 準備学習等 トピック①に関するレポートを作成する
第10回 全体でのディスカッション、グループ分け 準備学習等 トピック②に関するワークに取り組む
第11回 グループ活動(テーマ設定、ディスカッション) 準備学習等
第12回 グループ活動(調査、ディスカッション) 準備学習等 グループで計画を立てる
第13回 グループ活動(調査、ディスカッション) 準備学習等 グループで調査を行なう
第14回 グループ活動(発表準備) 準備学習等 グループで調査を行なう
第15回 発表会② 準備学習等 グループで資料の作成、発表の練習をする
第16回 全体の振り返りとまとめ 準備学習等 トピック②に関するレポートを作成する

成績評価

授業目標の(1)~(5)の達成度で評価を行なう。評価は以下の①~④の方法、割合で行なう。発表を含むグループ活動ではグループ単位での評価を基本とするが、個人の参加度、積極性も評価に加味する。
①発表(2回):30% 
②授業およびグループ活動への参加度(15回):20%
③課題(ワークシート、活動記録)(10回):20%
④レポート(2回):30%

単位取得(C以上)の基準と、評価方法(①~④)との対応は以下の通りである。
(1) 日本語の使用や学習に関して複数の視点から客観的に説明できる。…①③④
(2) テーマに関連する知識・情報をルールに従って収集・引用できる。…①④
(3) 収集した知識・情報から問題点や興味深い点を見つけ、説明できる。…①③④
(4) 得た情報や自分の考えを、他者に対してレジュメやスライドで表現・発表できる。…①②
(5) ディスカッションや発表の振り返りを通じて、自分の考えを見直すことができる。…②④

備考(実務経験の活用を含む)

・日本語を母語としない受講者(留学生)の受講も歓迎する。
・受講人数が少ない場合、グループ発表ではなく個人発表に変更する。