地球システム科学(工学域)

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
地球システム科学(工学域)
Earth science
A600500003 2 1 前期授業 理系基礎科目 FLEAS1950-J1 火5 A5-大,オンライン(中百舌鳥キャンパス) 桑原 希世子

オフィスアワー

木曜日12:15〜13:15,このほか,在室時は随時対応します。

授業目標

授業の目的:この講義では、地球システム科学の基礎を学ぶことを目的とし、地球の成り立ち(地球システム)と生い立ち(地球史)を解説する。

達成目標:
1 地球の成り立ちと生い立ちについての基礎知識を得て、説明できるようになる。
2 地震や火山などの自然災害を知り、情報が理解できるとともに防災意識を高めることができる。
3 地球史の概略を理解し、地球環境と生物進化の関わりを説明できるようになる。

教科書

佐野弘好著「基礎地質学ノート」(古今書院)以下、教科書と略す。

参考書

川上紳一・東條文治著「図解入門最新地球史がよくわかる本」(秀和システム)

授業時間外の学習(準備学習等について)

授業の理解のため、予習と復習が必須である。この授業では、とくに復習を中心とし、ノートをまとめ不明部分を調べておくこと。毎回の予習に1時間、復習に3時間程度をかけ、定期試験前には十分な学習時間を確保されたい。
授業時間内では限られた範囲しか扱うことができないので、復習にあたって教科書の指定の章を読むことで理解を深めてほしい。教科書は白黒印刷なので、図に色鉛筆で色をつけ、自分で調べたことを書き込んで、自分らしい「ノート」に仕上げるのがよい。また、参考書をはじめ、読みやすい地球科学や地球システム学関連の本も選び、通読することを勧める。

授業の概要

地球システムと地球史について、パワーポイントを用いた講義形式で授業を行う。理解を助けるため、ワークや視聴覚教材を多くとりいれる。高等学校で地学を学ぶ人が少ないことから、地学を履修していないことを前提に基礎的事項を講義する。
地球のさまざまな事柄を身近に楽しむことを伝えたい。同時に、得た知識をもとに日本列島に住む我々の防災意識を高めることにもつなげてほしい。

授業計画

第1回 ガイダンス イントロダクション 準備学習等 予習:地球システムや地球史に関する本を図書館や書店で探してみよう。
復習:教科書の第1章を読もう。見つけた本も読み始めよう。
第2回 地球のかたちと大きさ(地球楕円体 ジオイド 地球の大きさ)  ワーク:地形図から地球一周の距離を求める
目標:地球の形と大きさについて把握する。
準備学習等 予習:国土地理院の「地理院地図」のサイトを訪れ、地理院地図でどんなことができるか調べてみよう。
復習:ノートをまとめ、不明な点は図書館やインターネットを利用して調べる。
第3回 地球の内部構造(地殻 マントル 核) 視聴覚教材の利用:「JST地球の中心へ」
目標:地球内部構造について、その調べかたも併せて理解する。
準備学習等 予習:地球内部の三層構造と物質を確認しておこう。
復習:ノートをまとめ、不明な点は図書館やインターネットを利用して調べる。教科書の第2章を読もう。
第4回 岩石(火成岩 堆積岩 変成岩)  ロックサイクル 岩石標本の回覧
目標:岩石の成因分類とロックサイクルについて説明できるようになる。
準備学習等 予習:「地質図Navi」のサイトを利用し、自宅周辺の地質について調べてみよう。
復習:ノートをまとめ、不明な点は図書館やインターネットを利用して調べる。身の回りにある岩石(石材、庭石など)を探し、写真を撮り、岩石の特徴から岩石の成因を考えてみよう。教科書の第5章と第7章を読もう。
第5回 大陸移動説と海洋底拡大説 ワーク:大陸パズルと海洋底拡大模型の製作
目標:プレートテクトニクスの研究史を知り、大陸海岸線の一致や海洋底の動きについて、手を動かして確かめる。
準備学習等 予習:山脈や海溝の位置を地図帳で確認しよう。
復習:ノートをまとめ、不明な点は図書館やインターネットを利用して調べる。授業時のワークが終わらなかった場合、完成させる。教科書の第3章を読もう。
第6回 古地磁気学(地磁気 残留磁気 極移動曲線)   ワーク:極移動曲線と地磁気縞
目標:古地磁気をもとに過去の大陸の位置を復元する方法を確認する。
準備学習等 予習:地磁気、古地磁気について調べておこう。
復習:ノートをまとめ、不明な点は図書館やインターネットを利用して調べる。授業時のワークが終わらなかった場合、完成させる。
第7回 プレートテクトニクスの基礎 視聴覚教材の視聴「Paleomap」 ワーク:世界の震央分布からプレートの識別
目標:プレートとは何かを理解し、プレート境界で生じる現象を説明できるようになる。
準備学習等 予習:プレート境界について調べておこう。
復習:ノートをまとめ、不明な点は図書館やインターネットを利用して調べる。もう一度、教科書の第3章を読もう。
第8回 火山活動 視聴覚教材の視聴
目標:火山活動とその影響を、映像を通じて学ぶ。
準備学習等 予習:日本の火山、世界の火山はどこにあるか、調べてみよう。
復習:ノートをまとめ、不明な点は図書館やインターネットを利用して調べる。火砕流・火山泥流・溶岩流についても調べておこう。教科書の第6章と第7章第4節を読もう。
第9回 地震(日本の地震活動)  ワーク:等震度線から異常震域を見出す
目標:地震発生のしくみと発生場所を通じて、日本列島周辺のプレート分布を立体的にイメージできるようになる
準備学習等 予習:日本の大地震の分布を調べてみよう。
復習:ノートをまとめ、不明な点は図書館やインターネットを利用して調べる。教科書の第14章第4節を読もう。
第10回 地震(グーテンベルグーリヒター則) 対数グラフの使い方、気象庁震度データベースの利用
目標:対数グラフの使い方を習得し、小さい地震ほど多い現象の法則性を理解する。
準備学習等 予習:地震情報を得られるホームページを探してみよう。
復習:ノートをまとめ、不明な点は図書館やインターネットを利用して調べる。
第11回 地球史の研究方法(編年 相対年代 数値年代)  ワーク:地層の対比
目標:編年と地質年代について説明できるようになる。地層の対比をワークで理解する。
準備学習等 予習:放射性同位体について調べておこう。
復習:ノートをまとめ、不明な点は図書館やインターネットを利用して調べる。授業時のワークが終えられなかった場合、完成させる。教科書の第13章と第15章を読もう。
第12回 古環境の復元(堆積物 化石 地球化学的方法) 酸素同位体温度計:グループワーク
目標:古環境の復元方法を知る。理解した内容を口頭で人に伝えることができるようになる。
準備学習等 予習:「ミランコビッチサイクル」について調べよう。
復習:ノートをまとめ、不明な点は図書館やインターネットを利用して調べる。教科書の第16章を読もう。
第13回 地球史(生物進化と地球環境 炭素循環) 化石標本の回覧
目標:地球史概略を把握し、生物と地球環境の相互作用を理解する。
準備学習等 予習:「カンブリア大爆発」と「恐竜絶滅」について調べよう。
復習:ノートをまとめ、不明な点は図書館やインターネットを利用して調べる。教科書の第11章を読もう。
第14回 地球史(人類の誕生と進化)  視聴覚教材の利用「NHK地球大進化6」
目標:人類進化のあらましと当時の地球環境を説明できるようになる。
準備学習等 予習:化石人類にはどんな種類があるかを調べ、リストを作成してみよう。
復習:ノートをまとめ、不明な点は図書館やインターネットを利用して調べる。
第15回 予備日 学習内容の総括
目標:これまでの学習内容をふりかえり、理解不足の部分がないか確認する。
準備学習等 予習:ノートを見直し、全体の復習をしておこう。
復習:学習内容で理解不足の部分があれば、再度調べておこう。
第16回 定期試験 準備学習等 予習:ノートを見直し、全体の復習をしておこう。
復習:解答できなかった問題について調べる。教科書を通読しよう。

成績評価

第16回目に行う定期試験により基本的事項の理解度を問う(60%)。毎回の授業のまとめ・ワーク課題の提出状況とその内容を評価する(40%)。なおオンライン授業となった場合には、定期試験は実施せず、レポート試験とする。

単位を取得するためには、到達目標の6割以上を達成することが求められる。
A+:達成目標を十分に上回って、傑出した水準に達している。
A:達成目標を上回って、優れている。
B:達成目標に到達しており、良好である。
C:最低限の達成目標を達成できており、可である。
D:達成目標に届いておらず、単位が認定できない。

備考(実務経験の活用を含む)

授業のワーク時に、定規、色鉛筆(マーカーペン)、はさみ、のり、トレーシングペーパーなどを使用することがあるので準備してください。
対面授業かオンライン授業かにより、各回の授業計画を変更する場合があります。その場合は改めて連絡します。
参考書は必要に応じて参照してください。リストに挙げた書籍の他、授業中にも紹介します。