生物学B(緑地)

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
生物学B(緑地)
Biology B
A600470002 2 1 後期授業 理系基礎科目 FLBAB1947-J1 火1 B3-208 加藤 幹男

オフィスアワー

研究室在室時随時。またはメール(件名は「生物学B質問」と記入してください)にて。

授業目標

生物が営む生命現象は、分子・細胞レベルでは基本的に共通の原理の上に成り立っていますが、組織・器官レベルでの機能分化や、個体レベル・集団レベルではきわめて多様なはたらきやふるまいが見られます。本科目では、遺伝情報の保持・伝達・発現のしくみや、細胞の構造と機能のしくみなどについて、分子レベルで理解し、現代生命科学を理解し発展させるために必要な基礎知識と考え方を身につけることを目標とします。

教科書

生命科学 改訂第三版 東京大学生命科学教科書編集委員会(編)
羊土社 ISBN978-4-7581-2000-5

参考書

「ベーシックマスター細胞生物学」「ベーシックマスター分子生物学」いずれもオーム社(図書館にあります)

授業時間外の学習(準備学習等について)

教科書該当部分について目を通す(予習)、授業中に出された課題や疑問点の解決(復習)を確実にすること。

授業の概要

物質と代謝に基づく生命現象の理解と、遺伝の基本メカニズム、細胞の構造、酵素のはたらき等の項目を概観し、現代生命科学における最新技術についても解説します。
注意:授業実施方法(トピックの順番、オンライン授業など)が変更になる場合は、授業支援システムから連絡いたします。

授業計画

第1回 細胞の構造 膜構造と細胞小器官 教科書66ページ~76ページ 準備学習等 教科書第5章
第2回 細胞骨格と細胞運動、モータータンパク質 教科書78ページ~87ページ 準備学習等 教科書第6章
第3回 酵素のはたらき、酵素反応速度論、阻害剤 教科書88ページ~91ページ 準備学習等 教科書第7章
第4回 代謝経路、酵素活性の調節 教科書91ページ~101ページ 準備学習等 教科書第7章
第5回 生体エネルギーの獲得 教科書102ページ~112ページ 準備学習等 教科書第8章
第6回 細胞周期の調節 教科書113ページ~124ページ 準備学習等 教科書第9章
第7回 生体におけるシグナル伝達(1)細胞間の伝達 教科書126ページ~132ページ 準備学習等 教科書第10章
第8回 生体におけるシグナル伝達(2)細胞内の情報伝達 教科書133ページ~138ページ 準備学習等 教科書第10章
第9回 発生における遺伝子発現 教科書139ページ~145ページ 準備学習等 教科書第11章
第10回 細胞の分化 教科書146ページ~153ページ 準備学習等 教科書第11章
第11回 減数分裂、配偶子形成 教科書154ページ~164ページ 準備学習等 教科書第12章
第12回 受精と初期発生 教科書164ページ~168ページ 準備学習等 教科書第12章
第13回 生命工学技術 遺伝子組み換え実験、ゲノム解析と生物情報科学(教科書を使用しない) 準備学習等
第14回 微生物の分類(教科書を使用しない) 準備学習等
第15回 生物圏の環境と生物の集団:生態系(教科書を使用しない) 準備学習等
第16回 試験 準備学習等

#2020年度後期は、通常の対面授業によって実施します。定期試験も対面で実施予定です。ただし、今後状況の変化があれば、一部オンライン課題にて対応する場合があります。

成績評価

定期試験、講義中に課すレポート、講義中の質疑等の平常点を総合して評価します。

備考(実務経験の活用を含む)

定期試験等において、授業目標の達成度を評価する。下記の項目を満たすことを合格(C以上)の基準とする。

細胞小器官の役割を説明できる。
細胞の形を維持する仕組み、運動する仕組みを、そこにはたらく分子の名前とともに説明できる。
酵素のはたらきについて、速度論的に理解し、ミカエリスメンテン式の意味を示すことができる。
生体エネルギー獲得の基本経路である解糖系とTCA回路を理解している。
細胞周期、細胞増殖の基本的な調節機構を理解している。
細胞間の情報伝達にはたらく分子の標的細胞への伝わる様式を理解している。
細胞外からの情報を細胞内の情報伝達分子へ伝える仕組みを理解している。
細胞分化をもたらす遺伝子発現の順序立てられた調節機構を理解している。
減数分裂、相同組換え、配偶子形成の過程をそれぞれ説明できる。
受精卵から胚形成までの過程を理解している。
遺伝子組換え実験技術の基本について理解している。
ゲノム(配列)の情報から遺伝子発見を行う情報科学的手法の基礎について理解している。
微生物を分類しそれぞれの特徴について述べることができる。
生態系における生物多様性の意義について理解している。