生物学実験(獣医)

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
生物学実験(獣医)
Fundamental Experiments of Biology
A600480005 2 1 後期授業 理系基礎科目 FLBAB1948-J3 金1,金2 りんくう-第2実習室,オンライン(りんくうキャンパス) 岡田 利也・他

オフィスアワー

岡田(金、12:00~13:00)

授業目標

光学顕微鏡の操作技術習得に基づく細胞・組織レベルでの構造観察、解剖学実験に基づく組織・器官レベルでの形態・機能の解析、飼育・交配技術の習得に基づく遺伝現象の実験的解明、無菌操作技術の習得に基づく微生物学実験、生体構成成分の分析法などを行い、生物科学に関する実験に必要とされる基礎的技術を修得するとともに、実験結果のまとめ方やレポート作成方法を身につける。

教科書

適宜、プリントを配布。

関連科目

獣医学関連科目全てと生物学A

授業時間外の学習(準備学習等について)

配布された資料、レポート作成を通じて、授業内容を復習すること。

授業の概要

第1回:生物学実験の概説と動物実験に関する注意         
第2回:動物細胞・組織の光学顕微鏡観察             
第3回:光学顕微鏡の扱い方と光顕標本の作製法: HE標本作製の実際
第4回:血液細胞塗抹標本の観察
第5回:微生物の培養法             
第6回:微生物の特性観察法           
第7回:ウシ精子の観察と耐凍性実験       
第8回:分光・pH測定の実際            
第9回:生体内器官の働き(糖代謝)        
第10回:主要な内臓器の肉眼観察:マウス     
第11回:生きた細胞の基本的な操作法      
第12回:染色体標本作製法           
第13回:胎生期の各種臓器の組織観察:ラット  
第14回:筋収縮の測定             
第15回:総括

授業計画

第1回 授業内容の説明
動物実験安全教育訓練を受ける。
準備学習等
第2回 胃と膵臓の組織切片の顕微鏡観察を行い、スケッチすることにより、各臓器がどのような細胞から成り立っているのかを学習する。 準備学習等
第3回 光学顕微鏡は細胞の正常と異常を観察するために必要なものである。顕微鏡の各部位の名称と使用方法を説明し、基本的な組織の染色方法であるHE染色標本の作製手順を実習する。 準備学習等
第4回 動物(犬など)の血液を用いて血液塗抹標本を作成する。また、作製した血液塗抹の観察方法および血液内の正常細胞の形態を理解する。 準備学習等
第5回 液体培養、画線培養および塗り広げ培養という3種類の細菌培養法を行う。この実習では、無菌操作と微生物の培養法の基礎を修得する事を目的とする。 準備学習等
第6回 前回の実習で培養した細菌をグラム染色し、形態を観察する。また、顕微鏡の使い方を学習する。 準備学習等
第7回 ウシの凍結精液を融解して観察し、牛精子の耐凍性を確認する。また、再凍結が精子の生 存性に与える影響を調べる。 準備学習等
第8回 分光光度とpHの原理と測定機器の使用法を既知のサンプルを用いて教授する。 準備学習等
第9回 実験的に糖尿病を誘発したラットを用いてインスリンの血糖降下作用を観察し、血糖恒常性について学ぶ。 準備学習等
第10回 最も身近な実験動物であるマウスを用いて安楽死法、解剖および臓器観察法を身に付けることを目的とする。マウスを麻酔薬過量投与によって安楽死後、解剖し、各臓器の位置の観察並びにスケッチを行う。その後、臓器を摘出し、各臓器の特徴を観察する。 準備学習等
第11回 生きた細胞は様々な研究でツールとして利用されている。本実験では生物学領域の研究において多用される動物細胞培養の基本を紹介し、基本的な操作法、注意点について理解を深める。 準備学習等
第12回 哺乳動物由来細胞(チャイニーズハムスター由来繊維芽細胞)の染色体標本の作製法を実習し、作製した標本で染色体像を学ぶ。 準備学習等
第13回 筋肉の運動を記録する方法には、2通りの方法がある。筋の長さを一定に保つことで、刺激などに生じた張力の変化を記録する等尺性記録と、筋への負荷を一定に保ち、筋の長さの変化を記録する等張性記録がある。本実習では、消化管平滑筋を用いてこれら2通りの実験方法の特性を理解する。 準備学習等
第14回 ラット胎子組織標本(矢状断切片HE染色)を用いて各臓器をスケッチする。 準備学習等
第15回 総括 準備学習等

成績評価

80%の出席率をもって成績評価の対象とする。授業目標の達成度をもとに成績評価を行う。合格点を獲得するには、各回において積極的に参加し、授業目標となっている項目の基礎的な部分を十分理解する必要がある。理解しているかどうかは、各担当教員が課すレポートならびに授業中の質問への受け答え等(授業態度)によって評価される。成績評価の割合は、レポート50%ならびに授業態度50%である。