生物学I<2組>(理学)

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
生物学I<2組>(理学)
Biology I
A600440002 2 1 前期授業 理系基礎科目 FLBAB1944-J1 火1 B3-117 加藤 幹男

オフィスアワー

研究室在室時随時。またはメール(件名は「生物学I質問」と記入してください)にて。

授業目標

生物が営む生命現象は、分子・細胞レベルでは基本的に共通の原理の上に成り立っていますが、組織・器官レベルでの機能分化や、個体レベル・集団レベルではきわめて多様なはたらきやふるまいが見られます。本科目では、遺伝情報の保持・伝達・発現のしくみや、細胞の構造と機能のしくみなどについて、分子レベルで理解し、現代生命科学を理解し発展させるために必要な基礎知識と考え方を身につけることを目標とします。

教科書

生命科学 改訂第三版 東京大学生命科学教科書編集委員会(編)
羊土社 ISBN978-4-7581-2000-5

参考書

「生命科学のための基礎シリーズ 生物(大島 監修)」(実教出版)、「ベーシックマスター細胞生物学」「ベーシックマスター分子生物学」(いずれもオーム社)は、高校生物未修者にとって良い入門的参考書になります。さらに興味がひろがればLewin遺伝子や、カープ分子細胞生物学(いずれも東京化学同人)などは分子レベルの生命現象の理解を深めるのに役立ちます。

授業時間外の学習(準備学習等について)

教科書該当部分について目を通す(予習)、授業中に出された課題や疑問点の解決(復習)を確実にすること。

授業の概要

物質と代謝に基づく生命現象の理解と、遺伝の基本メカニズム、細胞の構造、酵素のはたらき等の項目を概観し、現代生命科学における最新技術についても解説します。
注意:授業実施方法(トピックの順番、オンライン授業など)が変更になる場合は、授業支援システムから連絡いたします。

授業計画

第1回 生物の多様性と一様性
生体を構成する物質
準備学習等 教科書第1章
第2回 遺伝情報を担う物質的本体 準備学習等 第2章
第3回 遺伝情報の複製 準備学習等 第2章
第4回 遺伝子の発現(1)転写 準備学習等 第3章
第5回 遺伝子の発現(2)翻訳 準備学習等 第3章
第6回 遺伝子発現の調節(1)転写の抑制因子と活性化因子 準備学習等 第4章
第7回 遺伝子発現の調節(2)エピジェネティックな調節 準備学習等 第4章
第8回 細胞の構造(1)膜構造 準備学習等 第5章
第9回 細胞の構造(2)細胞小器官 準備学習等 第5章
第10回 細胞の形つくりと運動、細胞内物質輸送 準備学習等 第6章
第11回 代謝とエネルギー 準備学習等 第7章
第12回 酵素のはたらき 準備学習等 第7章
第13回 ATPの合成 準備学習等 第8章
第14回 細胞周期 準備学習等 第9章
第15回 シグナル伝達 準備学習等 第10章
第16回 試験 準備学習等

成績評価

定期試験、講義中に課すレポート、講義中の質疑・小テスト等の平常点を総合して評価します。

備考(実務経験の活用を含む)

定期試験等において、授業目標の達成度を評価する。下記の項目を満たすことを合格(C以上)の基準とする。

生物に特徴的な性質について述べることができる。
生物の基本構成単位である細胞の構造を説明できる。
遺伝情報の保持伝達を担う核酸の構造を説明できる。
遺伝情報の複製と発現について分子レベルのメカニズムを理解している。
細胞小器官の役割を説明できる。
細胞の形を維持する仕組み、運動する仕組みを、そこにはたらく分子の名前とともに説明できる。
酵素のはたらきについて、速度論的に理解し、ミカエリスメンテン式の意味を示すことができる。
生体エネルギー獲得の基本経路である解糖系とTCA回路を理解している。
細胞周期、細胞増殖の基本的な調節機構を理解している。
細胞間の情報伝達にはたらく分子の標的細胞への伝わる様式を理解している。
細胞外からの情報を細胞内の情報伝達分子へ伝える仕組みを理解している。
細胞分化をもたらす遺伝子発現の順序立てられた調節機構を理解している。