応用日本語学特論A

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
応用日本語学特論A
Special Topics in Applied Japanese Linguistics A
Q122570001 2 1 前期授業 専門科目 HHSLC6506-J1 水2 A15-205 西尾 純二

オフィスアワー

月曜日2コマ(あらかじめ連絡してください)

授業目標

言語学の最低限の知識を確認し,その応用力を身につける。
また,言語学の修士論文執筆に必要な知識を体系化し,執筆に備えることを目標とする。

学術学会でのアカデミックコミュニケーションが可能なレベルに達することを目指す。

教科書

講義内で適宜紹介する。

参考書

講義内で適宜紹介する。
寺村秀夫『日本語のシンタクスと意味』Ⅰ~Ⅲ

関連科目

地域言語文化学特論A

授業時間外の学習(準備学習等について)

自身の発表に備え、十分な準備をしてください。
とくに議論の内容が、文章表現や資料の体裁などの表層的なものに留まらないよう、十分にチェックをした上で発表に望んでください。
また,年度によっては研究書の輪読を行うことがある。その場合は,次の時間に担当者が紹介する章などを事前に読んでおくこと。

授業の概要

・言語学的な基礎的知識や言語分析の方法について,講義する。
・受講生が自身の研究テーマに関連する先行研究を網羅的にまとめ、受講者全体に発表する。
・特定の研究書を指定し,各受講生が章などの特定箇所を担当し,レジュメを作成してその内容と論点を発表する。レジュメは本シラバスの添付ファイルを参照して作成すること。

これらのうちのいずれかを,受講状況によって選択し授業を構成する。
発表の時は,発表をきっかけに、講師が当該の研究分野について講義する。

授業計画

授業目標との関連で,議論への参加を重視する。
発表の場は,発表者にとってだけでなく,聴者にとっても重要なアカデミックコミュニケーションの訓練機会であることを強く意識されたい。

質疑には,以下のような観点がありうる。
・発表内容(用語などの基礎的知識を含め)についての不明点。
  例:「○○という用語はどういう意味ですか?」
    「○○という用語は,別の論文で××のように使用されていますが,なぜ意味が違うのでしょうか?」
    「レジュメのp.○○ですが,理解が及びませんでした。もう少し詳しく説明してください」
    「データ収集の方法のうち,○○について教えて下さい」
・発表内容の妥当性・意味づけについての議論
  例:「今回の分析・考察から○○という主張をするなら,
            ××というデータ収集の仕方ではなく,△△のほうがいいのでは?
            ××についての分析や,△△の観点からの考察も必要では?   
    「表1の数値は,実数より%のほうが適切で,有意差検定が必要なのではないでしょうか?」
    「この分析結果(発表内容)は,○○という観点にも関わっていて,大変興味深いです」
・発表内容に関連する,各受講生の関心や考察の妥当性についての議論。
  例:「私の研究分野では発表中の○○という内容は,××のように分析・考察されます。どう思いますか?」
・発表内容や発表者の研究がさらに洗練されるために,有益であると思われる観点の提案・知識の提供
  例:「発表中の○○の部分ですが,関連する論文として××があります。読んでみてはいかがですか?」
    「○○の数値は,××のように計算してグラフ化するとアピール力が上がると思います。」

聴者が,発表担当者の発表中に,これらの観点からの質疑内容を懸命に探す努力を求める。

10回程度の発表があると予想されますが,以上のような質問・議論をする能力を意識的に向上させる姿勢を持って参加してください。

「成績評価」を参照すればわかるように,聴者としての参加姿勢が最も大きな評価のポイントとなる。

成績評価

授業目標で掲げた事項の達成度で成績評価を行う。達成目標は以下のとおり。

・言語学の最低限の知識が、各自の発表で反映・応用されている。(30%)
・先行研究のレビュー発表が、網羅的・体系的になされている。(30%)
・自身の研究分野と関連性が弱い、他の発表に対しても、言語研究としての問題点を見抜き、積極的に建設的な議論ができる。(40%)

以上の3点を達成することが求められる。
評価の内訳としては、各自の発表70%、議論への参加30%である。


ただし、平常からの授業への取り組みが不十分な場合,D評価となる。

備考(実務経験の活用を含む)

レビュー発表では,必ず自身の(その時点での)研究テーマを確定させていること。