理論社会学特論

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
理論社会学特論
Special Topics in Theoretical Sociology
Q120850001 2 1 前期授業 専門科目 HHSOC6608-J1 火3 A15-413(研究室) 上村 隆広

オフィスアワー

火曜12:20-12:50

授業目標

 この科目では、現代社会学の研究領域およびアプローチの拡張深化を踏まえて、社会学の学的アイデンティティを構成する重要な理論的フレイムワークや諸概念について、原典および批判的研究の成果に基づきながら概観することにより、社会学理論の多様性と可能性についての理解を深めるとともに、個々の社会的諸事象に取り組むにあたっての独自の理論構想の重要性についてあらためて理解させ、受講者各人の研究の充実発展を図る。

(達成目標)
 1)現代社会学の主要理論のフレイムワークの特徴および重要概念について説明できること
 2)各自の研究テーマを嚮導する理論や主要概念の意義について説明できること

教科書

指定しない

参考書

George Ritzer, “Classical Sociological Theory(1992/2000)”, ”Modern Sociological Theory”(1983/2000) 他。有用な文献等は授業のなかで随時紹介する。

関連科目

 社会学関連の特論科目等

授業時間外の学習(準備学習等について)

 講義内容に関連する文献について、授業の前後に読み、主たる論点や疑問点をまとめる。必要に応じて他の文献や資料を調べて議論に授業の中で話題となったことについて考察を深める。

授業の概要

 古典期から20世紀を通じて発展を遂げてきたヨーロッパおよびアメリカにおける社会学理論諸学派の動向を概観し、現代社会学に対するそれらの寄与・影響について考究・討議を行う。
 基本的には、社会理論ないし社会学理論を概説した欧文文献の輪読とそれに基づくディスカッションを中心に進める。ただし、受講者のこれまでの学修履歴や問題関心を踏まえて柔軟に対応する。

授業計画

第1回 社会的行為論の源流 ウェーバーとその周辺 準備学習等
第2回 社会的相互作用論の源流 ジンメルからシカゴ学派へ 準備学習等
第3回 マクロ社会学の源流 スペンサー、デュルケーム、マルクス他 準備学習等
第4回 社会的相互作用論の展開 ミードとシンボリック相互作用論 準備学習等
第5回 社会的相互作用論の展開 ドラマトゥルギー論と現象学的社会学 準備学習等
第6回 社会システム理論の登場(1) パーソンズと「行為の総合理論」 準備学習等
第7回 社会システム理論の登場(2) パーソンズ理論の発展と評価 準備学習等
第8回 社会システム理論の発展(1) ルーマンの社会システム理論(1) 初期の理論 準備学習等
第9回 社会システム理論の発展(2) ルーマンの社会システム理論(2) オートポイエティック・ターン 準備学習等
第10回 社会システム理論の発展(3) ルーマンの社会システム理論(3) 現代社会理論への寄与 準備学習等
第11回 社会システム理論の発展(4) アレクザンダー、ミュンヒらの試み 準備学習等
第12回 統合的社会理論の試み(1) ハーバーマスのコミュニケーション的行為論(1) 『コミュニケーション的行為の理論』までの展開 準備学習等
第13回 統合的社会理論の試み(2) ハーバーマスのコミュニケーション的行為論(2) 「システムと生活世界」再考 準備学習等
第14回 統合的社会理論の試み(3) ギデンズ、ブルデュー他 準備学習等
第15回 まとめ 現代社会学と社会学理論の意義 準備学習等

成績評価

 授業内での報告(少なくとも1回以上は担当すること)およびディスカッション、関連するレポート等を総合的に評定する。単位を修得するためには、以下の諸点を達成することが求められる。
 ・授業内でとりあげた主要理論および主要概念について解説できること
 ・各自の研究テーマを主要な社会学理論・社会理論と関連づけて説明できること
 授業内容に関する知識の修得、拡大・深化のレベルを、日頃の学習姿勢、発表内容ならびにレポートなどから判断して、次の5段階で評価する。特段に優れたレベルである(A+)、優れたレベルである(A)、 ふつうのレベルである(B)、ふつうには及ばないレベルである(C)、この科目で求めるレベルに達していない(D)。なお、合格のための最低基準は上記Cである。