ジェンダー社会学特論

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
ジェンダー社会学特論
Special Topics in Gender Sociology
Q120660001 2 1 後期授業 専門科目 HSSOC6620-J1 火2 オンライン(中百舌鳥キャンパス),後日掲示 乾 順子

オフィスアワー

随時。要予約。メールしてください。

授業目標

1.家族社会学の理論的アプローチを説明できること。
2.古典的な家族社会学の研究成果を説明できること。
3.先端的な家族社会学研究の成果を理解していること。
4.自らの研究テーマに関わる家族社会学の研究をレビューできること。

授業の概要

家族社会学の発展によって得られた知見を総合して、家族に関わる諸社会現象について専門的な知識を修得させる。また、先端的研究を適宜紹介することにより、現代の家族社会学の達成点と残されている課題について理解させる。以上から、院生が関心をもつ研究テーマを家族社会学の立場からどのように捉えうるかを理解させる。
これによって、家族社会学の理論的諸アプローチと古典的な研究成果の主たる内容、および先端的研究成果の一端を学び、自らの研究テーマに対する家族社会学の射程を考察する力を身につけさせる。

授業計画

第1回 オリエンテーション。講読書の選定と輪読の順番決め。自己紹介。家族社会学の研究動向と各自の研究テーマについて話し合い。 準備学習等 家族社会学に対する各自の関心を話せるように準備しておく。
第2回 理論的アプローチ➀(古典的テキスト講読)
家事研究に関する描写
準備学習等 アン・オークレー『家事の社会学』
1~2章 精読
第3回 理論的アプローチ➀(古典的テキスト講読)
家事のイメージ・社会階級と家内性
準備学習等 アン・オークレー『家事の社会学』
3~4章 精読
第4回 理論的アプローチ➀(古典的テキスト講読)
労働条件・規準とおきまり仕事・社会化と自己概念
準備学習等 アン・オークレー『家事の社会学』
5~7章 精読
第5回 理論的アプローチ➀(古典的テキスト講読)
結婚と分業・子供
準備学習等 アン・オークレー『家事の社会学』
8~9章 精読
第6回 理論的アプローチ①のテキストに関するディスカッション 準備学習等 アン・オークレー『家事の社会学』
議論のフォロー
第7回 理論的アプローチ➁(先端的テキスト講読)
2000年前後の家族動態
準備学習等 稲葉・保田・田渕・田中編著『日本の家族1999₋2009』1章
第8回 理論的アプローチ➁(先端的テキスト講読)
夫婦の情緒関係
準備学習等 稲葉・保田・田渕・田中編著『日本の家族1999₋2009』2章
第9回 理論的アプローチ➁(先端的テキスト講読)
ネットワーク構造とその変化
準備学習等 稲葉・保田・田渕・田中編著『日本の家族1999₋2009』4章
第10回 理論的アプローチ➁(先端的テキスト講読)
離婚と子ども
準備学習等 稲葉・保田・田渕・田中編著『日本の家族1999₋2009』7章
第11回 理論的アプローチ➁(先端的テキスト講読)
公的介護保険導入にともなう介護期待の変化
準備学習等 稲葉・保田・田渕・田中編著『日本の家族1999₋2009』15章
第12回 理論的アプローチ➁(先端的テキスト講読)
有配偶女性の就労と性別役割分業意識
準備学習等 稲葉・保田・田渕・田中編著『日本の家族1999₋2009』18章
第13回 理論的アプローチ➁のテキストに関するディスカッション 準備学習等 稲葉・保田・田渕・田中編著『日本の家族1999₋2009』議論のフォロー
第14回 指定テキスト➀➁を各自の研究テーマにどのように活かせるかを構想して発表し、討論する 準備学習等 レジュメの作成
第15回 指定テキスト➀➁を各自の研究テーマにどのように活かせるかを構想して発表し、討論する 準備学習等 レジュメの作成
第16回 まとめと討論 準備学習等 レポートの提出

成績評価

授業内容に関する知識の修得、拡大・深化のレベルを、授業での発言など学習姿勢と発表内容から判断して、次の5段階で評価する。特 段に優れたレベルである(A+)、優れたレベルである(A)、 ふつうのレベルである(B)、ふつうには及ばないレベルである(C) 、この科目で求めるレベルに達していない(D)。 合格(C以上)は、達成目標の1および2を授業での発言と発表によって確認できるものとする。

備考(実務経験の活用を含む)

講読するテキストは、受講生の関心によって変更することもあり得る。候補としては以下のものがあげられる。
クリスティーヌ・デルフィ『なにか女性の主要な敵なのか』
落合恵美子『近代家族の曲がり角』
上野千鶴子『近代家族の成立と終焉』