経済学史特論2B

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
経済学史特論2B
Advanced Studies in History of Economic Thought 2B
P420210001 2 1 後期授業 専門科目 EEECO5219-J1 水2 中百舌鳥教室(仮) 近藤 真司

オフィスアワー

月曜日12時10分~12時50分
金曜日12時10分~12時50分

授業目標

古典派経済学の成立から現代までの経済学の歴史について,現代経済,現代経済学との関係から理解を深めることを目的とする。
1.理論の作られた時代背景,経済学者の人物像も理解する。
2.経済学の歴史を学ぶことにより,広い視野と長期的な視野で経済の動きと世の中の動きを見る目を養うことができる。
3.特に,現代経済学との関連性,経済学の有効性について理解を深めることを目的とします。
4.講義において,関心を持ったテーマ・経済学者の研究を深めていくことを目標とします。したがって,講義の概要は見取り図を示すもので,これをもとに,受講者の研究がより広く深くまっていきます。
5.各人の関心に応じて,文献を読み進めていく。

教科書

マーシャル著 松山直樹訳『思い出すことーヴィクトリア時代と女性の自立』晃洋書房
小田中直樹『ライブ・経済学の歴史』勁草書房

参考書

・西岡幹雄・近藤真司著『ヴィクトリア時代の経済像』萌書房
・小峯敦編著『福祉の経済思想家たち』ナカニシヤ出版
・田中真晴編著『自由主義の経済思想』名古屋大学出版会
・平井俊顕編著『市場社会論のケンブリッジ的展開』日本経済評論社
・猪木武徳『経済思想』岩波書店
・喜多見洋・水田健『経済学史』ミネルヴァ書房

関連科目

経済学史特論1A・1B

授業時間外の学習(準備学習等について)

自らの関心に応じて,経済学史の参考書を読み進めていく。

授業の概要

 本講義では、古典派、新古典派、ケンブリッジ学派等の経済学説の形成・各理論の展開過程の研究を行い、現代的な視点から経済的な諸問題の考察を行う。そこで、古典学派から現代までの経済理論を対象として研究を行う。また、各学派が経済的諸問題をどのように把握・分析・解決に取り組んだかも考察する。さらに、各経済学者の経済理論・経済思想の比較研究を行うことにより、現代の経済に課せられた諸問題をも分析していく。

授業計画

 19世紀の後半から現代に至るまでの経済学説における歴史である。講義では,古典学派(スミス,リカード,マルサス,J.S.ミル)の批判・解体から限界革命,マーシャル経済学,ケインズ経済学,および各学派の形成過程を紹介し,説明していく。また,各経済学者の時代背景および人物像についても説明していくつもりである。これらの経済学と現実問題との関係(企業組織,政府の関係,市場経済)についても注目し講義していくつもりである。最後に,近代経済学史から現代は何を学ぶべきかについても考えていきたい。

はじめに:近代経済学史とは何か。
1.古典派経済学への批判と解体
2.近代経済学の先駆者と限界革命
3.ジェボンズの経済学
4.カール・メンガーの経済学とオーストリア学派
5.ワルラスの経済学とローザンヌ学派
6.J.B.クラークとアメリカ限界主義経済学
7.マーシャル経済学の形成と展開
8.ピグーと厚生経済学
9.ヴィクセルと北欧学派
10.シュムペーターの経済学
11.ケインズ経済学
12.マネタリストとケインズ経済学
13.近代経済学史と現代

成績評価

関連する経済学者に対する文献を読みレポートを作成してもらう。
講義の目標である次のことを反映されること。
1.経済理論のつくられた時代背景を理解していること。
2.経済学者の思想・人物像を理解していること。
3.経済学の歴史から経済学者はいかに時代の課題に向き合い,理論と思想を構築したのかを理解していること。
4.本講義により現代的な問題にたいして,広い視野と長期的な視点で経済の動きを理解していること。
講義の理解度の確認も行う。理解確認とレポートとの比率は40%と60%である。
評価としては,少なくとも経済学史の古典を理解し現代的意義にも考慮しながら経済問題を明らかにすることが求められる。