宇宙工学特別講義

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
宇宙工学特別講義
Selected Topics in Space Engineering
P130220001 2 1 後期授業 専門科目 TAASE7329-J1 火1 B6-404 小木曽 望

オフィスアワー

木曜日 10:40-12:10

授業目標

さまざまな宇宙機におけるミッション保証とは何か,その背景となる信頼性工学をを設計に適用し,反映させるかについての考え方を身に付ける.
また,信頼性に対する新しい考え方であるレジリエンス工学を宇宙機の設計に適用する方法について考える.
これらを通して,宇宙機の機能を表現するための新たな信頼性工学を適用する能力を身に付けることを目的とする.

教科書

信頼性技術叢書編集委員会 監修,宇宙システムの安全・ミッション保証,日科技連
E. Hollnagel 他 著, レジリエンスエンジニアリング,概念と指針,日科技連

参考書

R.C. Smith, Uncertainty Quantification: Theory, Implementation, and Applications, SIAM, 2014
G.E. Musgrave, Safety Design for Space Systems, Springer, 2009

授業時間外の学習(準備学習等について)

授業の進捗に合わせ,以下の内容を学修する.
1. 宇宙システムにおける安全・ミッション保障の概念を調べ,理解すること.
2. レジリエンスエンジニアリングの概念を調べ,理解すること.
3. レジリエンスエンジニアリングを宇宙システムに適用することの意義を調べ,理解すること.

授業の概要

本講義では,宇宙システムの安全保障に着目する.地球観測,宇宙観測,深宇宙探査の発展のためには,それらのミッションにおいて信頼性をいかに確保するかが重要なカギとなる.そのためには信頼性工学の最新のモデル化手法およびその基礎数理を取り扱う.そして,信頼性に対する新しい考え方であるレジリエンス工学を扱う.

授業計画

第1回 宇宙システムとプロジェクトマネジメント 準備学習等 「宇宙システムの安全・ミッション保証」第1部 1-3章を予習
第2回 宇宙システムの安全・ミッション保障について 準備学習等 「宇宙システムの安全・ミッション保証」第1部 4章を予習
第3回 宇宙機の安全全般について 準備学習等 「宇宙システムの安全・ミッション保証」第2部 1章1節を予習
第4回 具体的な事例における安全確保対策 準備学習等 「宇宙システムの安全・ミッション保証」第2部 1章2-4節を予習
第5回 信頼性プログラムについて 準備学習等 「宇宙システムの安全・ミッション保証」第2部 2章を予習
第6回 品質保証について 準備学習等 「宇宙システムの安全・ミッション保証」第2部 3章を予習
第7回 宇宙用部品への展開 準備学習等 「宇宙システムの安全・ミッション保証」第2部 4章を予習
第8回 宇宙機のソフトウェアの安全対策について 準備学習等 「宇宙システムの安全・ミッション保証」第2部 5章を予習
第9回 レジリエンスの特性と定義 準備学習等 「レジリエンスエンジニアリング 概念と指針」第1部 第1-3章を予習
第10回 レジリエンスにおける創発 準備学習等 「レジリエンスエンジニアリング 概念と指針」第1部 第4-5章を予習
第11回 レジリエンスエンジニアリングの事例 航空 準備学習等 「レジリエンスエンジニアリング 概念と指針」第2部 第12章を予習
第12回 レジリエンスエンジニアリングの宇宙システムへの適用事例 1 準備学習等 宇宙システムへの適用事例に対する配布資料を予習
第13回 レジリエンスエンジニアリングの宇宙システムへの適用事例 2 準備学習等 宇宙システムへの適用事例に対する配布資料を予習
第14回 レジリエンスエンジニアリングを宇宙システムへ適用するにあたっての課題 準備学習等 レポート作成
第15回 まとめ 準備学習等 レポート作成

成績評価

授業から発展させた内容を問う課題レポートにより評価する.次の3項目の条件をクリアしているかどうかで合否を評価する.
1. 宇宙機の信頼性確保における問題点を提示しているか.
2. レジリエンスエンジニアリングの考え方の有意性を明記しているか.
3. 宇宙機の問題点を解決するためにレジリエンスエンジニアリングを適用させる意義について,論理的に考察しているか.