世界・日本経済の本当のすがたと基礎的素養<初年次ゼミナール>

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
世界・日本経済の本当のすがたと基礎的素養<初年次ゼミナール>
First Year Seminar
A110010001 2 1 前期授業 初年次ゼミナール FLCFE1101-J2 水5 B3-302 吉田 素教

オフィスアワー

月(12:10‐12:55);<前期>火(12:15‐13:00)<後期>火(12:00‐12:45)

授業目標

本ゼミナールの授業目標は以下の3つである;ただし,(1)(2)が主目標,(3)が副目標.

(1)世界経済と日本の社会・経済の姿を,データに基づき,大局的かつ客観的に理解すること.
(2)(1)を可能ならしめる基礎的素養を獲得すること.
(3)論理的思考に基づく議論の方法を学ぶこと.

教科書

(1)ゼミ教材用プリントを配布
(2)ゼミ内討論用テキスト:加谷珪一(2020)『貧困国ニッポン』幻冬舎新書

参考書

1.Saez, E. and Zucman, G. (2019) The Triumph of Injustice, New York: W. W. Norton & Co. Inc. (山田美明訳 『つくられた格差』 光文社)
2.上村雄彦(2016) 『不平等をめぐる戦争-グローバル税制は可能か?- 』 集英社新書
3.Piketty, T. (2014) Capital in the Twenty-first Century, Cambridge: The Belknap Press of Harvard University Press

※その他の参考書は,適宜,紹介する.

関連科目

特になし.
※ただし,現代システム科学域マネジメント学類所属学生にとっては,「マクロ経済学入門」が関連科目となる.

授業時間外の学習(準備学習等について)

 授業で扱う箇所について,事前に,テキストを熟読してくることを求める.そして,これら準備学習を通じて,受講生自らの理解不明瞭な点を明らかにしたえうで授業に臨むことを求める.また,授業実施後は履修箇所の復習を求める.
 なお,授業実施後,不明瞭な箇所については,オフィスアワー時に質問に来る等して,不明瞭な箇所を残さないこと.

授業の概要

上記した授業目標(1)(2)(3)の詳細説明をもって,授業概要とする.

[授業目標(1)について]
日本は社会的意思決定システムとして「民主主義」を採用している.そして,当該システムを有効に機能させるための必要条件の1つが,「社会の構成員たる各個人が社会経済状況を大局的かつ客観的に理解していること」である.そこで,本ゼミナールでは,各種統計資料に基づき,世界経済と日本の社会・経済の客観的姿を確認していく.その後,授業で得られた情報と受講生がこれまでの人生で形成してきた社会認識とを比較しながら,社会の様々な問題について,全員参加で“自由闊達な”議論を深めていく.

[授業目標(2)について]
 授業目標(1)を実現させるための基礎的素養の獲得に努める.具体的には,マクロ経済学の入門的事項,国民経済計算,産業連関分析等について学ぶ.更に,学生各人が自ら勉強を進めて行くことを助けるために,本学が提供しているデータベースの概要や論文検索の方法,社会において公開されているデータの概要等について学ぶ.

[授業目標(3)について]
 授業担当教員は,多くの日本人は論理的思考に基づき議論を行うことを苦手としている,と推測している.そこで,論理的思考に基づく議論について実践的に学んでもらうために,ゼミ内で決める論題についてのチーム対抗討論(ディベート)を実施する.

授業計画

第1回 イントロダクション 準備学習等
第2回 特別講義:世界の社会経済のすがた1 準備学習等 討論用テキストCh.1を読む.
第3回 図書館ツアー(予定)
特別講義:世界の社会経済のすがた2
準備学習等 討論用テキストCh.2を読む.
第4回 特別講義:マクロ経済学へのいざない 準備学習等 討論用テキストCh.3を読む.
第5回 討論用テキスト:Ch.1, Ch.2 準備学習等 討論用テキストCh.4を読む.
第6回 討論用テキスト:Ch.3, Ch.4 準備学習等 討論用テキストCh.5を読む.
第7回 国民経済計算と産業連関分析の解説他 準備学習等 討論用テキストCh.6を読む.
第8回 討論用テキスト:Ch.5, Ch.6 準備学習等 討論の課題を考える.
第9回 情報検索の解説 準備学習等 討論の課題を考える.
第10回 データの解説 準備学習等 討論用資料作成のための事前準備を行う.
第11回 討論の準備 準備学習等 討論用資料作成のための事前準備を行う.
第12回 討論の準備 準備学習等 討論用スライドの作成.
第13回 討論1:世界の社会経済運営について 準備学習等 討論用スライドの作成.
第14回 討論2:世界の社会経済運営について 準備学習等
第15回 ゼミの総括 準備学習等

成績評価

成績は, 平常点(出席他),報告内容,討論,期末レポート等で総合的に評価する.

* C(合格)となるためには次の要件を満たすことが必要である.
1)報告を1回行うこと.
2)討論(ゼミ内での意見交換&ディベート)へ参加すること.
3)適切な期末レポートを提出すること.
4)原則12回以上出席すること(1回目から出席するように).

備考(実務経験の活用を含む)

経済や経済学に興味がない学生の履修も歓迎する.