国際文化の視点

科目名
Course Title
配当年次 開講期間
Term
曜日-コマ 単位数
Credit
担当教員
Instructor
科目識別 講義コード
国際文化の視点 1 前期 水4 2 萩原 弘子 選択 10475

授業目標

第3世界に暮らす多くの人々は貧しい。豊かな暮らしをしている者は、その貧困を「おくれ」と捉えがちである。つまり第3世界の人々、その社会・文化が本来的にもつ、いろいろな意味での「遅さ」が、結局貧困という結果を招いていると考える傾向がある。そうではない。その間違いを、具体的に知ることがこの授業の目標だ。まずは、文化とはなにか、世界的視点で文化を見るとはどういうことか、という問いから始めて、文化を支える具体的基盤である政治・経済秩序の構造、その歴史を知ることの意味を確認したい。そして、第2次世界大戦後の国際社会の経済・政治秩序の形成に焦点をあて、その形成過程で進んだグローバリゼーションと、人々の暮らし(文化)の破壊(貧困や戦争)を、1970年代〜90年代を中心にふりかえり、さらにはその克服を展望する21世紀に入ってからの新しい動きにも理解を開いていくことをめざす。


授業の概要

とりあげるテーマ群は以下のとおり。
UNESCO 文化の平等についての会議(1982)と、G77ハバナ宣言(2000)。南北問題の現在。国際連合(the United Nations)とはなにか?国際通貨基金、世界銀行とはどういう機関か?国連開発の30年と債務累積問題。構造調整政策と人々の暮らし(文化)への影響。累積債務がうみだす人の移動の現実。GATTからWTO(世界貿易機関)へ。自由貿易協定のめざす世界と、それに対抗する世界。国際社会に公正と平和をつくりだすには、どうしたらよいのか?ほか。

テキスト

プリントを配付する。

参考書

S・ジョージ『債務危機の真実?なぜ第3世界は貧しいのか』朝日選書、1989。北沢洋子『利潤か人間か?グローバル化の実態と新しい社会運動』コモンズ、2003。吾郷健二『グローバリゼーションと発展途上国』コモンズ、2003。本山美彦ほか『儲かればそれでいいのか?グローバリズムの本質と地域の力』コモンズ、2006。

関連科目

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試験・成績

出席とレポートを総合して判断する。その配分は授業で示す。

備考