美術史学入門

科目名
Course Title
配当年次 開講期間
Term
曜日-コマ 単位数
Credit
担当教員
Instructor
科目識別 講義コード
美術史学入門 1 前期 水4 2 河野 道房 選択 10471

授業目標

 高校までの美術や図画工作の授業は、実際に絵を描いたり、何かを作ったりする「制作」の授業がほとんどですが、美術には制作するだけでなく、作品をじっくりと見る、つまり「鑑賞」することが大切な側面としてあります。実際「制作」するときでも、繰り返し作品を見て善し悪しを考えながら作業をします。また「制作」は苦手という人でも、美術館や展覧会などで作品を見る、「鑑賞」するのは好きという人はいるでしょう。さらにすすんで、それを趣味とする人も少なくありません。
 この授業では、「制作」と車の両輪のような関係にある「鑑賞」のあり方を考え、単なる趣味に終わらない、学問としての「鑑賞」方法、つまり「美術史学」の初歩を学びます。高校までにほとんど学習することのない中国の絵画を中心に、まず作品を見て考えることから始めます。そして最終的には、鑑賞のおもしろさと奥深さを知ることを目標とします。

授業の概要

 本物の作品を見て授業を進めるのが理想ですが、ここでは教科書、配布資料、プロジェクター、複製などで、できるだけ作品の画像をお見せします。それにもとづいて、以下の項目を具体的に考えます。
 1.作品の見方、考え方: どこを見て、どのように考えるのか
 2.見た作品を表現する、言語化する: 言葉で表すことの重要性を知る
 3.作品以外の資料も照らし合わせて考える: 絵画と文献の関係をさぐる
 4.美術以外の分野との関係: 作品が作られた時代の思想や文化との関係を考える
 これらの項目を、中国を代表する山水画、花鳥画、書、陶磁器等の名品を鑑賞しながら考え、作品鑑賞を通じて美術と社会の関わりも見ていきます。

テキスト

古田・山名・木島編『中国の美術 見かた・考えかた』昭和堂出版 2003年

参考書

授業時に説明します。

関連科目

教養ゼミナール「鑑賞と研究」(機構教養科目)、「美術史学基礎」(人間社会学部専門科目)

試験・成績

平常点(出席・毎回行う小テスト、5割)、および定期試験・レポート(5割)により評価します。

備考