職業指導

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
職業指導
B303480001 4 2 通年授業 専門科目 CLCTL2102-J1 火4 B3-108 井上 真求

授業目標

 本講義は、現代日本における職業教育の課題を理解するとともに、日本の専門高校における職業教育の実態を把握することを通じて、青年が生き方・働き方を主体的に選択できる教育とは如何なるものか、議論を深めることを目標とする。
 本講義の達成目標は次の3点である。
1.高校における進路(職業)指導の歴史や現状、指導法などに関する知識を習得すること。
2.日本の就業構造や「学校から社会への移行」をめぐる諸課題の特徴を理解し説明できること。
3.青年に対する職業教育のあり方について課題と展望を考察し、自らの意見を明解に提示できること。

教科書

堀内達夫・佐々木英一・伊藤一雄・佐藤史人編『日本と世界の職業教育』法律文化社2013年

参考書

斉藤武雄・田中喜美・依田有弘『工業高校の挑戦?高校教育再生への道』学文社 2005年
本田由紀『教育の職業的意義』ちくま新書 2011年
佐藤史人・伊藤一雄・佐々木英一・堀内達夫編『新時代のキャリア教育と職業指導-免許法改訂に対応して』法律文化社 2018年
斉藤武雄・佐々木英一・田中喜美・依田有弘編『ノンキャリア教育としての職業指導』学文社 2009年

関連科目

教職関係科目の受講を勧める。

授業時間外の学習(準備学習等について)

授業のなかで配布した資料や提示した文献等をよく読んで、講義内容の理解を深めておくこと。

授業の概要

 まず、職業とは何か、その基本的な概念と種類について概説する。つづいて、戦後の産業構造の変化のなかで職業や働き方が大きく変わってきたことについて理解を深めるとともに、青年の自立や学校における職業指導の成立と展開を学習し、青年が職業選択の力量を形成するために必要な進路(職業)指導のあり方を検討する。また、国際比較の観点から日本の中等教育における職業教育の基礎的な知識の習得をめざすとともに、専門高校における進路指導や教育活動の実践事例の検討を行う。最後に、高校以外で青年期の職業教育を担っている教育機関について特徴や役割を学習したうえで、日本の中等職業教育について総合的な観点から、その課題と展望を考察してまとめとする。

授業計画

第1回 職業とは何か―その概念と種類 準備学習等
第2回 産業構造の変化と職業(1) 戦後からバブル崩壊まで 準備学習等
第3回 産業構造の変化と職業(2) 90年以降の失われた20年 準備学習等
第4回 産業構造の変化と職業(3) IoTとAIの時代 準備学習等
第5回 青年の自立と労働・職業の関係(1) 自立の条件 準備学習等
第6回 青年の自立と労働・職業の関係(2) キャリア開発と職業適性 準備学習等
第7回 日本の学校における進路(職業)指導の起源と理論(1) 戦前期 準備学習等
第8回 日本の学校における進路(職業)指導の起源と理論(2) 戦後期 準備学習等
第9回 日本の学校における進路(職業)指導の起源と理論(3) 職業相談の役割 準備学習等
第10回 日本の学校における進路(職業)指導の起源と理論(4) キャリア教育の展開と概念 準備学習等
第11回 日本の学校における進路(職業)指導の起源と理論(5) キャリア教育の実際と課題 準備学習等
第12回 学校外における職業指導―公共職業安定所とその他の公的機関 準備学習等
第13回 学校と職業世界との接続(1) 日本的雇用システムと学校における進路指導の関係 準備学習等
第14回 学校と職業世界との接続(2) 日本の職業資格制度と学校教育 準備学習等
第15回 「学校から社会への移行」にかかわる課題の検討 準備学習等
第16回 職業指導・進路指導の国際比較論(1) 総論とフランス型 準備学習等
第17回 職業指導・進路指導の国際比較論(2) 中国 準備学習等
第18回 職業指導・進路指導の国際比較論(3) 日本の普通科 準備学習等
第19回 職業指導・進路指導の国際比較論(4) ドイツ型 準備学習等
第20回 技術・職業教育に関する国際的合意と日本の中等職業教育の位置 準備学習等
第21回 戦後の高校制度の性格と総合制―高校における職業教育の意義 準備学習等
第22回 専門高校における職業教育の実際(1) 進路指導のあり方と進路状況 準備学習等
第23回 専門高校における職業教育の実際(2) 職業資格・検定と専門教科との関係 準備学習等
第24回 専門高校における職業教育の実際(3) 職場体験(インターンシップ)の実施と課題 準備学習等
第25回 青年期における職業教育(1) 専修学校 準備学習等
第26回 青年期における職業教育(2) 高等専門学校、大学 準備学習等
第27回 青年期における職業教育(3) 公的職業教育・訓練施設 準備学習等
第28回 日本の中等職業教育に関する検討(1) 課題 準備学習等
第29回 日本の中等職業教育に関する検討(2) 展望 準備学習等
第30回 日本の中等職業教育に関する検討(3) 総括 準備学習等

成績評価

 授業目標(達成目標)の達成度で評価を行う。評価方法は、平常点評価(授業への参加状況、授業内での積極的発言やディスカッションへの参加等)(40%)、および小レポート(60%)により総合的に評価する。合計が60%以上で合格とする。
 合格(C以上)のための評価基準としては、(1)高校の職業指導に関する基本的事項を理解していること、(2)講義内容を踏まえた見解が示せること、とする。

備考(実務経験の活用を含む)

講義と各自の発表を中心に授業を進める。