栄養生化学

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
栄養生化学
Nutrition Biochemistry
B301430001 2 3 前期授業 専門科目 CAAGC3321-J1 月2 B3-117,りんくう-第1講義室(遠隔) 山地 亮一

オフィスアワー

火曜日(11:50ー12:50) <C17-314>

授業目標

(1)栄養素がヒトの生体機能恒常性にどのように関わっているかについて理解する。すなわち、全ての動物は、タンパク質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素として摂取し、自己再生のために利用している。その動的過程が、生体成分の合成やエネルギーの生成に如何に関わっているか、またどのように調節されているかについて学習することを目的とする
(2)
1. 水溶性ビタミンの構造・生理機能・作用機構を説明できること。
2. 脂溶性ビタミンの構造・生理機能・作用機構を説明できること。
3. ミネラルの生理機能・作用機構を説明できること。
4. 消化管と消化酵素、消化管ホルモンとその分泌調節機構、を説明できること。
5. 三大栄養素(糖質、タンパク質、脂質)の膜消化と吸収を説明できること。
6. 三大栄養素(糖質、タンパク質、脂質)の代謝調節機構を説明できること。

教科書

現代の栄養化学(三共出版)第3版

参考書

分子栄養学(羊土社)
分子栄養学概論(建帛社)
ホートン生化学(東京化学同人)

関連科目

基礎生化学、代謝生化学、分子細胞生物学

授業時間外の学習(準備学習等について)

授業時間だけでは本講義の内容を理解し、その理解を定着させることはできませんので、後述の「授業計画」を参考にして講義内容に該当する教科書の範囲を授業前に読んで予習して下さい。講義では教科書に記載された基礎的な知識に基づいて、最新のトピックスや発展的な研究内容も説明しますので、予習は欠かさずにして下さい。時間の都合で説明を省いた箇所についても、教科書は読んでおいてください。

授業の概要

栄養生化学は、生化学で習得した内容を踏まえ、生命現象を営む上で必要な物質(食物として摂取した食品成分)を消化吸収し、体内で代謝する過程を理解し、健康の維持・増進、そして生活習慣病の予防までを学ぶ学問である。
本講義では、栄養素(炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル)の代謝と生理機能を講義する。さらに生活習慣病とその予防における非栄養素(食物繊維、ポリフェノールなど)の機能性についても講義する。

授業計画

第1回 講義の概要説明、水溶性ビタミン(B1)
(目標)栄養学から栄養生化学への学問の歴史的背景を理解する。水溶性ビタミンB1の構造、生理機能、作用機構を理解し、説明できる。
準備学習等 教科書6-2-1の内容を事前に読み、疑問点を抽出しておく
第2回 水溶性ビタミン(B2、ナイアシン、,パンテトン酸)
(目標)水溶性ビタミン(B2、ナイアシン、,パンテトン酸)の構造、生理機能、作用機構を理解し、説明できる。
準備学習等 教科書6-2-2?6-2-4の内容を事前に読み、疑問点を抽出しておく
第3回 水溶性ビタミン(B6, B12, 葉酸)
(目標)水溶性ビタミン(B6, B12, 葉酸)の構造、生理機能、作用機構を理解し、説明できる。
準備学習等 教科書6-2-5?6-2-7の内容を事前に読み、疑問点を抽出しておく
第4回 水溶性ビタミン(ビオチン、ビタミンC)
(目標)水溶性ビタミン(ビオチン、ビタミンC)の構造、生理機能、作用機構を理解し、説明できる。
準備学習等 教科書6-2-8?6-2-9の内容を事前に読み、疑問点を抽出しておく
第5回 脂溶性ビタミン(A, D)
(目標)脂溶性ビタミン(A, D)の構造、生理機能、作用機構を理解し、説明できる。
準備学習等 教科書6-1-1?6-1-2の内容を事前に読み、疑問点を抽出しておく
第6回 脂溶性ビタミン(E, K)
(目標)脂溶性ビタミン(E, K)の構造、生理機能、作用機構を理解し、説明できる。
準備学習等 教科書6-1-3?6-1-4の内容を事前に読み、疑問点を抽出しておく
第7回 ミネラル(Ca,P, K S, Cl, Na)
(目標)ミネラル(Ca,P, K S, Cl, Na)の生理機能と作用機構を理解し、説明できる。
準備学習等 教科書7-1?7-9の内容を事前に読み、疑問点を抽出しておく
第8回 ミネラル(Mg, Fe, Zn, Cu, Mn, I, Se, Mo, Co, Cr)
(目標)ミネラル(Mg, Fe, Zn, Cu, Mn, I, Se, Mo, Co, Cr)の生理機能と作用機構を理解し、説明できる。
準備学習等 教科書7-10?7-19の内容を事前に読み、疑問点を抽出しておく
第9回 消化管と消化管ホルモン
(目標)消化管と消化酵素、消化管ホルモンとその分泌調節機構、を理解し、説明できる。
準備学習等 教科書2-1?2-2の内容を事前に読み、疑問点を抽出しておく
第10回 栄養成分の消化吸収(糖、タンパク質)
(目標)糖質とタンパク質の膜消化と吸収を理解し、説明できる。
準備学習等 教科書2-3-1?2-3-2の内容を事前に読み、疑問点を抽出しておく
第11回 栄養成分の消化吸収(脂質、トリグリセリド)
(目標)脂質とトリグリセリドの膜消化と吸収を理解し、説明できる。
準備学習等 教科書2-3-3?2-3-6の内容を事前に読み、疑問点を抽出しておく
第12回 糖質の代謝と栄養
(目標)糖質の構造、機能、代謝調節機構、を理解し、説明できる。
準備学習等 教科書3-1?3-7の内容を事前に読み、疑問点を抽出しておく
第13回 タンパク質、アミノ酸の代謝と栄養
(目標)タンパク質(アミノ酸)の構造、機能、代謝調節機構、を理解し、説明できる。
準備学習等 教科書4-1?4-5の内容を事前に読み、疑問点を抽出しておく
第14回 脂質の代謝と栄養
(目標)脂質の構造、機能、代謝調節機構、を理解し、説明できる。
準備学習等 教科書5-1?5-12の内容を事前に読み、疑問点を抽出しておく
第15回 食物と健康
(目標)現代人のライフスタイルと生活習慣病の関わりを理解し、栄養生化学的に疾病予防を説明できる。
準備学習等 教科書9-1?9-8の内容を事前に読み、疑問点を抽出しておく
第16回 試験 準備学習等

成績評価

授業目標(達成目標)の1〜6の達成度で成績評価を行う。合格(C以上)となるためには、1〜6のすべての項目で基本的な内容を説明できることが必要である。
期末試験の結果に課題に対するレポートの内容や平常点を加味して総合的に成績評価します(当たり前ですが、レポート提出は必須事項です)。
期末試験は対面で実施する予定ですが、状況をみて実施方法を変更する可能性があります。

備考(実務経験の活用を含む)

本授業の内容は、授業担当者の実務経験を活用したものである。