植物生態学

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
植物生態学
Plant Ecology
B301200001 2 2 前期授業 専門科目 CEBIO2103-J1 火2 B11-4 藤原 宣夫
中村 彰宏

オフィスアワー

藤原:火曜日(12:30~14:00)B11-440.中村:木曜日(12:30~13:30)B11-439.

授業目標

植物生態学は、野外における植物とそれらをとりまく環境との相互関係を取り扱い、緑地環境の理解と解明および緑地環境のモニタリングと保全・創成のための基礎学と位置づけられる。本講義では、生態系における植物の働き、植物群落の物質生産や植物個体群の相互作用ならびにこれらに関する生態モデル、植生生態遷移、植物群落の環境形成作用、環境条件とくに人間の影響と植生分布の関係などについて学び、緑地生態系に関する基本的な概念を身につけるとともに、緑地環境を取り扱うための生態的方法論に関する基礎的な理解を図る。具体的には、以下の知識と能力を身につけることを達成目標とする。

1.植物群落の構造を理解し分別できること。
2.植物や植物群落を調査し記録する方法を説明できること。
3.植生遷移のメカニズムを説明できること。
4.植物や植物群落の分布要因について説明できること。
5.植物や植物群落の生育環境・分布環境の調査方法について説明できること。
6.植物や植物群落の物質生産とその調査方法を理解し、バイオマス成長速度を計算できること。

教科書

必要応じプリントを配付

参考書

・図説 植物生態学、沼田真、朝倉書店
・自然保護ハンドブック、沼田真編、東京大学出版会
・図説 日本の植生、福嶋 司、岩瀬 徹、朝倉書店
・山の植物誌、大場 達之、山と渓谷社
・野の植物誌、大場 達之、山と渓谷社
・植物生態学、甲山隆司、朝倉書店
・環境生態学序説、松田裕之、共立出版
・植物生態生理学、Walter Larcher、佐伯敏郎監訳、シュプリンガー
・光と水と植物のかたち、種生物学会編、文一総合出版
・植物の個体群生態学、J.W. Silverton、河野昭一 他共訳、東海大学出版会

関連科目

緑地保全学、環境緑化学

授業時間外の学習(準備学習等について)

前回の授業内容の復習の他、各授業で指示する文献、配布するプリントを事前に読んでおくこと。また、各授業で紹介された植物について図鑑で確認したり、公園や植物園などで実物をみること。

授業の概要

授業の前半は、植物社会学と呼ばれる内容であり、植生の基礎的知識として、植生の分類と分布、植生遷移について講義を行う。後半は、物質生産など植物(植生)の機能とそのメカニズム、植生の更新や環境応答などのメカニズムに関する事項を中心とした講義を行う。

授業計画

第1回 植物生態学とは 準備学習等
第2回 植物群落の構造と調査方法 準備学習等 参考書「自然保護ハンドブック」の『Ⅳ3植生調査法』を通読すること。
第3回 植物の生活型・植生遷移1 準備学習等 参考書「図説植物生態学」の『Ⅱ3.生活型組成』、『Ⅳ2.遷移系列』を通読すること。
第4回 植生遷移2・植物群落の分布と気候 準備学習等 参考書「図説日本の植生」の『1日本の植生の特徴』を通読すること。
第5回 植物群落の分類 準備学習等 参考書「図説植物生態学」の『Ⅵ.植物群落の分類』を通読すること。
第6回 植物群落の分布と環境(ヤブツバキクラス) 準備学習等 参考書「図説日本の植生」の暖温帯広葉樹林に関する記述を通読すること。
第7回 植物群落の分布と環境(ブナクラス) 準備学習等 参考書「図説日本の植生」の冷温帯広葉樹林に関する記述を通読すること。
第8回 植物群落の機能と評価 準備学習等 参考書「図説植物生態学」の『Ⅳ4.遷移と極相の診断』を通読すること。
第9回 生態系と環境 準備学習等 前回授業を復習し、生態系と環境についての概要を予習しておくこと。
第10回 物質生産 準備学習等 前回授業を復習し、環境と生態系に関する英文を和訳すること。
第11回 光合成過程1 準備学習等 前回授業を復習し、生物学実験で行った群落調査でデータを再度確認すること。
第12回 光合成過程2 準備学習等 前回授業を復習し、群落のバイオマスの計算と光合成のメカニズムに関して予習すること。
第13回 物資循環 準備学習等 前回授業を復習し、群落のバイオマスに関するレポートを作成し、生態系における主要な元素を理解しておくこと。
第14回 繁殖過程1 準備学習等 前回授業を復習し、繁殖過程に関する概要を予習すること。
第15回 繁殖過程2 準備学習等 前回授業を復習し、繁殖に関する英文を読んで和訳すること。
第16回 期末試験 準備学習等 全ての授業を復習し、例題や和訳問題などをやり直すこと。

成績評価

授業目標(達成目標)の達成度を試験により確認する。合格(C以上)するには、基礎的な知識に加え、代表的な植物(群落)の判別、バイオマスや成長速度の計算を行えることが必要である。

備考(実務経験の活用を含む)

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