微生物学II

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
微生物学II
Microbiology II
B301130001 2 2 後期授業 専門科目 CAAGC2202-J1 月2 B3-116 片岡 道彦

オフィスアワー

後期月曜日:12:10 - 13:00

授業目標

微生物の持つ能力には無限の可能性があり,その応用範囲もまた無限に存在すると言える.この魅力的な研究対象である微生物を如何に理解し,その能力を発揮させるかが,現在人類が抱えている最も大きな問題の一つである食糧・環境問題を解決する上で不可欠であると考えられる.本講義では微生物の分類について焦点を当て,微生物が如何に多様な存在であるかを解説し,その多彩な能力について論じるとともに,近年問題となっている病原微生物についても解説を行い,微生物の多様性とその有用性および病原性を多角的に理解することを目標とする.具体的には,以下の知識を身につけることを達成目標とする.
1.微生物の主な分類法
2.生物界における微生物の位置づけ
3.細菌の分類・特徴とその用途
4.真菌類の分類・特徴とその用途
5.古細菌の分類・特徴とその用途
6.微生物の自然界における役割

教科書

プリント配付

参考書

IFO微生物学概論,発酵研究所監修,培風館,2010年,4700円.
応用微生物学(改訂版),村尾澤夫,荒井基夫共編,培風館,1993年,2900円.
微生物学(上,下),スタニエ他著,培風館,1989年,5800円.
くらしと微生物(改訂版),村尾澤夫,藤井ミチ子,荒井基夫共著,培風館,1993年,1900円.

関連科目

微生物学I,発酵生理学,応用微生物学

授業時間外の学習(準備学習等について)

授業の理解には予習・復習が不可欠です.予習に関しては,シラバスに記載の次回のテーマに関して,ある程度の予備知識があると理解しやすくなります.また,復習は内容を理解定着させる上で,特に重要です.毎回の授業の後,疑問に感じたことを整理して,まずは自分自身で調べて下さい.調べても分からないことは,教員に直接質問して下さい.

授業の概要

地球上に生命が誕生して以来,生命はある時は地球環境に適応しながら,またある時は地球環境自体に影響を及ぼしながら,進化を続け多様化して今日に至っている.現存する生物が基本的に同じ生命システムで生命活動を行っていることから,現存する生命の起源は1つであると考えられている。微生物を理解することは,生命の誕生から現在までの生命の進化を理解することにつながるだけでなく,多様な環境に適応することで獲得した多彩で非常にユニークな代謝系をさまざまな産業へ応用する可能性につながり,非常に重要である.
本講義では,微生物を多角的に理解するために,生命の進化とともに多様化していった微生物を,進化の系譜をたどった系統学的分類法に基づいて分類し,各々の微生物についてそれらの特徴と用途について解説を行う.

授業計画

第1回 講義の概要説明,生命の起源と微生物の進化.
(目標)本講義の全体内容について理解する.生命の起源と進化に関するいくつかの仮説を理解する.
準備学習等 シラバスを読んで理解しておく.
第2回 微生物の系統学的分類(1)
(目標)微生物分類学の歴史を学習するとともに,形態学的分類について理解する.
準備学習等 前回の目標について疑問点等を整理し,復習する.
第3回 微生物の系統学的分類(2)
(目標)形態学的分類,生理学的分類について理解する.
準備学習等 前回の目標について疑問点等を整理し,復習する.
第4回 微生物の系統学的分類(3)
(目標)化学分類学,分子分類学について理解する.
準備学習等 前回の目標について疑問点等を整理し,復習する.
第5回 微生物の系統学的分類(4)
(目標)分子分類学、種の概念について理解する.
準備学習等 前回の目標について疑問点等を整理し,復習する.
第6回 プロテオバクテリア門の分類・特徴とその用途(1)
(目標)プロテオバクテリアの特徴と多様性について理解する.
準備学習等 前回の目標について疑問点等を整理し,復習する.
第7回 プロテオバクテリア門の分類・特徴とその用途(2)
(目標)紅色光合成細菌,化学合成独立栄養細菌等について理解する.
準備学習等 前回の目標について疑問点等を整理し,復習する.
第8回 プロテオバクテリア門の分類・特徴とその用途(3)
(目標)窒素固定細菌,Pseudomonas類等について理解する.
準備学習等 前回の目標について疑問点等を整理し,復習する.
第9回 プロテオバクテリア門の分類・特徴とその用途(4)
(目標)酢酸菌,腸内細菌等について理解する.
準備学習等 前回の目標について疑問点等を整理し,復習する.
第10回 ファーミクテス門の分類・特徴とその用途(1)
(目標)好気性有胞子細菌,嫌気性有胞子細菌等について理解する.
準備学習等 前回の目標について疑問点等を整理し,復習する.
第11回 ファーミクテス門の分類・特徴とその用途(2)
(目標)乳酸菌等について理解する.
準備学習等 前回の目標について疑問点等を整理し,復習する.
第12回 アクチノバクテリア門の分類・特徴とその用途
(目標)コリネ型細菌,放線菌等について理解する.
準備学習等 前回の目標について疑問点等を整理し,復習する.
第13回 その他のバクテリアの分類・種類とその用途
(目標)シアノバクテリア等について理解する.
準備学習等 前回の目標について疑問点等を整理し,復習する.
第14回 真核微生物(真菌類)の分類・特徴とその用途
(目標)接合菌門,子のう菌門,担子菌門等について理解する.
準備学習等 前回の目標について疑問点等を整理し,復習する.
第15回 古細菌の分類・特徴とその用途
(目標)Crenarchaeota門,Euryarchaeota門等について理解する.
準備学習等 前回の目標について疑問点等を整理し,復習する.

成績評価

授業目標(達成目標)の1〜6の達成度で成績評価を行う.C(合格)となるためには1〜6のすべての項目で基本的な問題が解けることが必要である.
成績の評価は,平常点30点と期末試験70点の100点満点で行う.

備考(実務経験の活用を含む)

生命機能化学課程の必修科目