環境とサステイナビリティ

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
環境とサステイナビリティ
Environmental Science for Sustainable Society
B100020001 2 1 前期授業 専門科目 金1 オンライン(中百舌鳥キャンパス) 牧岡 省吾・他

オフィスアワー

月曜日12:55-14:25(牧岡)

授業目標

現代社会におけるサステイナビリティの重要性について理解させるとともに、持続的に自然と人・人と人が共に生きるための基礎となる環境システムについて、自然科学的、社会科学的、人間科学的側面から理解させる。また、科学技術など学問の発展が環境や社会へ与える影響について考え、専門家としての責任を自覚できる能力を身につけさせることを目標とする。
具体的には、以下の能力を身につけることを達成目標とする。
1.持続可能社会を実現するための課題について、自然の観点から説明できること。
2.持続可能社会を実現するための課題について、情報の観点から説明できること。
3.持続可能社会を実現するための課題について、社会の観点から説明できること。
4.持続可能社会を実現するための課題について、人間の観点から説明できること。
5.研究公正に関する基本的な考え方について説明できること。

参考書

ドネラ・メドウズ他、枝廣淳子訳『成長の限界 人類の選択』2005年、ダイヤモンド社
ニッキー・チェンバース他、五頭美知訳『エコロジカル・フットプリントの活用』2005年、合同出版

関連科目

社会システムとサステイナビリティ

授業時間外の学習(準備学習等について)

毎回の授業で、次回の授業までに調べておくべき課題を示す。これと併せて、各回の授業内容について復習しておくこと。

授業の概要

現代社会におけるサステイナビリティの重要性にについて、自然科学、情報科学、社会科学、人間科学の各側面から講義する。さらに、研究公正に関する基本的な考え方について講義する。

授業計画

第1回 ヒトに至る進化の道筋(先史時代に生きていた様々な化石人類について解説し、生物進化の仕組み、ヒトという種が成立した要因などについて説明する。)担当:牧岡省吾 準備学習等
第2回 ビッグバンからヒトの出現まで(この宇宙ができてからヒトという種が出現するまでの流れを、現代の自然科学の標準的な理論を背景に俯瞰的に解説する。)担当:牧岡省吾 準備学習等
第3回 ヒトはなぜ社会をつくることができるのか(進化心理学の基本的な考え方を説明し、利他行動や言語の進化により社会の形成が可能になったことについて説明する。)担当:牧岡省吾 準備学習等
第4回 資源開発と環境破壊の歴史(古代文明の始まりから大航海時代までの歴史を振り返り、都市の発達、青銅器や鉄器の発明、巨大船の建造等に伴う森林資源の開発とそれによる環境破壊に焦点を当てて解説する。)担当:大塚耕司 準備学習等
第5回 科学技術の発達とエネルギー問題(産業革命とそれ以降における科学技術のめざましい発達の歴史を振り返るとともに、その背景にある化石資源(石炭・石油)の大規模開発と、それにより引き起こされた深刻な地球環境問題について解説する。)担当:大塚耕司 準備学習等
第6回 サステイナビリティをめぐる世界の動き(持続可能な発展(Sustainable Development)に関する世界的な動きについて紹介し、国連が提唱するMDGs(Millennium Development Goals)とSDGs(Sustainable Development Goals)について解説する。)担当:大塚耕司 準備学習等
第7回 再生可能エネルギーに関する草の根活動実践例
担当:大塚耕司
準備学習等
第8回 日本のエネルギー事情(日本を中心とするエネルギー消費の動向および環境への影響,ならびにエネルギー消費量およびCO2の削減に向けたエネルギー技術の最近の動向について述べる.)担当:横山良平 準備学習等
第9回 現代世界とジェンダー(持続可能性を考えるさいになぜジェンダーの視点が重要なのか。持続可能性を妨げるものとしての貧困と紛争という〈暴力〉に注目し、政治・経済・教育・健康・平和構築の各領域で女性のおかれた状況を説明する。そのうえで女性のエンパワメントとジェンダー平等に向けた国際的取り組みを論じる。)担当:内藤葉子 準備学習等
第10回 現代の生命科学技術(現代における生命と科学の関係を技術・倫理・社会の視点から考える。生まれてくるということ、生きるということが、生命科学技術によってどのような影響を受けているかを概観する。)担当:山本由美子 準備学習等
第11回 研究公正と大学生(大学生と研究公正の関係およびその重要性を概説する。科学者や研究者、企業人の起こした研究不正問題のトピックを取りあげながら、学問や研究が社会や科学へ及ぼす影響をについて、わたしたちの身近なものとしてとらえることをめざす。)担当:山本由美子 準備学習等
第12回 サイバーテロ(サイバーテロとは,情報通信ネットワーク(特にインターネット)に接続されている情報システムやコンピュータなどの電子機器を対象に,それらの情報システムを使用不能にするなどの攻撃を加えることで行われるテロリズムのことをいう.ここでは,実際に行われたサイバーテロについて解説するとともに,最近の情勢や対策について説明する.)担当:宮本貴朗 準備学習等
第13回 ヒトの暴力性(ヒトの暴力的傾向の歴史的変化について概観し、社会制度や文化が暴力性の減少にどのように影響してきたのかを説明する。)担当:牧岡省吾 準備学習等
第14回 ヒトはなぜ誤るのか(直感と推論の違い、確証バイアスや認知的不協和などのヒトの認知的傾向について解説し、意思決定の誤りの原因について説明する。)担当:牧岡省吾 準備学習等
第15回 人工知能の可能性(コンピュータよる記号的処理と生体の神経回路が行う処理の違いについて概観し、深層学習を用いた人工知能の可能性、人類のサステイナビリティとの関わりについて解説する。)担当:牧岡省吾 準備学習等

成績評価

授業目標(達成目標)1〜5の達成度で成績評価を行う。単位を修得するためには、
1.持続可能社会を実現するための課題について、自然の観点から、授業で扱った概念を1つ以上用いて説明できること。
2.持続可能社会を実現するための課題について、情報の観点から、授業で扱った概念を1つ以上用いて説明できること。
3.持続可能社会を実現するための課題について、社会の観点から、授業で扱った概念を1つ以上用いて説明できること。
4.持続可能社会を実現するための課題について、人間の観点から、授業で扱った概念を1つ以上用いて説明できること。
5.研究公正に関する基本的な考え方について、授業で扱った概念の半分以上を説明できること。
上記5点のうち4点以上を達成することが求められる。授業中に行う小テストと提出課題により総合的に評価する。