障害者福祉特論A

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
障害者福祉特論A
Special Topics in Social Work with the Disabled A
Q123190001 2 1 前期授業 専門科目 HHSWF6715-J1 金3 A4-308(研究室),オンライン(中百舌鳥キャンパス) 田垣 正晋

オフィスアワー

水曜3コマ(事前連絡をください)

授業目標

1.障害者の心理社会的問題の知見を、障害者福祉論、障害者心理学および学際領域の動向から学ぶとともに、このような知見が生み出される、量的研究と質的研究の研究方法論を理解できるようになる。2.また、それぞれの領域の類似点と違いについて理解し、自らの研究上の立ち位置を決められるようになる。

教科書

授業中に指示する。

参考書

田垣正晋 2008 これからはじめる医療・福祉の質的研究入門 中央法規出版
(オンライン書店の一部では品切れとなっているところもありますが,入手可能なところもあります)

関連科目

障害者福祉特論B

授業時間外の学習(準備学習等について)

1.量的研究の授業をとることを強くおすすめします。
2.可能ならば,わかりやすい,高校や大学レベルの基礎的な統計学の本を読んでください。
3.以下の文献を事前に読んでください。ウェブ上で入手できます。
田垣正晋 2012 先進事例からみる障害者施策推進の住民会議のあり方 実験社会心理学研究52(1), 45-62.*

田垣正晋 (2014) 脊髄損傷者のライフストーリーから見る中途肢体障害者の障害の意味の長期的変化:両価的視点からの検討 発達心理学研究25(2),172-182.*

Tagaki, M. (2016). Research development from acceptance to the meaning of acquired disability in people with impaired mobility in Japan, Japanese Psychological Research.

Tagaki, M.(2016) . Narratives of ambivalent meanings of acquired physical disability in Japan.Sage Open.

田垣正晋 2017 先進事例の追跡調査から見る障害者施策推進に関する住民会議の変容 実験社会心理学研究 56、97-111

Tagaki, M.(2017). Action research on drafting municipal policies for people with disabilities in Japan.

Tagaki, M. (2019). Action research on municipal disability policies in a rural city in Japan, Qualitative Psychology Nexus, 15.107-139

授業の概要

 障害者関連の実証研究を題材にして、障害者の心理社会的問題と研究方法について講義する。

授業計画

1-10回:障害者の心理社会的問題の基礎、障害の受容から障害の意味、障害者アイデンティティ、世代継承姓。ライフコース、ライフサイクル
11-14回:実証研究の基礎:母集団と標本の設定、質問紙や尺度の作り方、記述統計と推測統計、ノンパラメトリック検定(カイ二乗検定等)、t検定、分散分析
15回:まとめ

成績評価

「授業内容に関する知識の修得、拡大・深化のレベルを、日頃の学習姿勢、発表内容ならびにレポートなどから判断して、次の5段階で評価する。特段に優れたレベルである(A+)、優れたレベルである(A)、 ふつうのレベルである(B)、ふつうには及ばないレベルである(C)、この科目で求めるレベルに達していない(D)。 」なお、(C)は、達成目標の1と2のそれぞれがある程度できていることを条件とする。(A+)は、達成目標のうち2を十分に満たし、自らの研究の立ち位置を理論的に説明できるようになっていることを条件とする。

備考(実務経験の活用を含む)

量的研究は質的研究と関連するので,事前に以下の文献を,多少なりとも読んでおいてください。図書館,インターネット等(担当者のサイトを含む)で入手可能。

ライフストーリー,ナラティブ関連
田垣正晋 2002 生涯発達から見る「軽度」肢体障害者の障害の意味 重度肢体障害者と健常者との狭間のライフストーリーより 質的心理学研究1 新曜社 36-54
田垣正晋 2004 中途重度肢体障害者は障害をどのように意味づけるか:脊髄損傷者のライフストーリーより 社会心理学研究19(3) 159-174
田垣正晋 2006 障害の意味の長期的変化と短期的変化の比較研究:脊髄損傷者のライフストーリーより 質的心理学研究5 70-98
田垣正晋 (2014) 脊髄損傷者のライフストーリーから見る中途肢体障害者の障害の意味の長期的変化:両価的視点からの検討 発達心理学研究25(2),172-182.

アクションリサーチ関連
田垣正晋 2013 障害や福祉の場におけるアクションリサーチ やまだようこ・麻生武・サトウタツヤ・秋田喜代美・能智正博・矢守克也編 質的心理学ハンドブック 新曜社 400-416.
田垣正晋 2007 障害者施策推進の住民会議のあり方とアクションリサーチにおける研究者の役割に関する方法論的考察 実験社会心理学研究,46(2) 173-184*
田垣正晋 2012 先進事例からみる障害者施策推進の住民会議のあり方 実験社会心理学研究52(1), 45-62.