知識科学特論

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
知識科学特論
Special Topics in Knowledge Science
Q121920001 2 1 後期授業 専門科目 HSHUI6504-J1 月4 B3-311-A 瀬田 和久・他

オフィスアワー

小島:月 2 コマ
瀬田:月 2 コマ
林:月2コマ

授業目標

知識システム構築のこれまでのアプローチの限界が指摘され、新たな方法論の構築が必要であることが共通の認識となっている。その主たる限界の1つに、あるシステムや機能を開発したとしても、少し対象領域が変わるだけで使えなくなってしまうことがある。人間の知的活動を活性化/支援するシステムの開発においては、その支援対象が暗黙的かつ潜在的であることから、支援機能に込められた設計意図が曖昧になりがちになるため、特にこの問題が顕在化する。このような問題を克服するためには、システムに込められた暗黙的意図を設計モデルとして明示化し、これに基づいてシステム開発を行う「設計モデル指向のシステム開発アプローチ」が有効であるとの認識が共有されつつある。本講義では「設計モデル指向システム開発アプローチ」の修得を目指す。
<小島篤博/1〜5回>
 これまでに開発された知識システムの事例として、学習管理システムやエキスパートシステムなどを取り上げ、それぞれのシステムにおいて知識をどのように表現し計算の対象として扱うかについて修得させる。
<瀬田和久/6〜10回>
 取り上げた具体的システムの設計意図をオントロジー工学的手法に基づいてモデリングし、知識システム構築における設計モデル指向開発アプローチを修得させる。
<林佑樹/11〜15回>
 設計モデルに基づく知識システムの内部処理および、システムインタフェースデザインの設計・評価法について修得させる。

教科書

特に、定めません。

授業時間外の学習(準備学習等について)

この講義で扱う学習内容は,学部で学んだことを基礎としてさらに発展的な内容となっていま
すので,特に各回の復習をその都度しっかり行ってください.レポートはかなりの授業外での
学習を必要とします。

授業の概要

<授業計画の概要>以下の項目を講義する。
<1〜5回>
・ 学習過程の可視化を支援するシステム
・ 推論エンジンとエキスパートシステム
・ Lispによる記号表現とシステム構築
<6〜10回>
・ 知識モデリングと設計モデル指向開発
<11〜15回>
・知識プログラミング言語に基づく知識処理
・システムインタフェースデザインの設計・評価法

成績評価

到達目標の達成度で成績評価を行う。単位を取得するためには、
・これまでに開発された知識システムの事例として、学習管理システムやエキスパートシステムなどを取り上げ、それぞれのシステムにおいて知識をどのように表現し計算の対象として扱うかについての基本的な知識を理解していると認められること。
・取り上げた具体的システムの設計意図をオントロジー工学的手法に基づいてモデリングできること。
・知識システム構築における設計モデル指向開発アプローチに関する基本的な知識を、正しく理解していると認められること。
・設計モデルに基づく知識システムの内部処理および、システムインタフェースデザインの設計・評価法に関する基本的な知識を、正しく理解していると認められること。

備考(実務経験の活用を含む)

以下の関連科目の内容を修得していることが望ましい:人工知能B,教育情報システム

参考文献
P.H.ウィンストン, B.K.P.ホーン(著), 白井良明ほか訳, Lisp 原書 第3版, 培風館 1992
Leon S. Sterling & Ehud Y. Shapiro (著), The Art of Prolog: Advanced Programming Techniques, MIT press.
D. A. Norman. The design of everyday things: Revised and expanded edition. Basic books.