社会福祉理論特論A

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
社会福祉理論特論A
Special Topics in Social Welfare Theory A
Q121720001 2 1 前期授業 専門科目 HHSWF6739-J1 金4 A4-405,オンライン(中百舌鳥キャンパス) 児島 亜紀子

オフィスアワー

毎週水曜、12時15分~12時50分

授業目標

本科目は、社会福祉学の原理論研究者として自立した研究活動が営めるよう、関連諸領域の文献の「読み」を徹底して行い、テクストを批判的に吟味できるのみならず、関連する学問領域の間テキスト的な課題を探し出すことで、博士論文執筆に向けて自身のテーマをより深めていけるようになることが目標である。
具体的な到達目標は、以下の通り。
①文献の批判的な読みを体得する。
②一見関連がないような社会的事象の間に共通のパターンを見いだし、批評する力をつける。
③博士論文執筆に必要な論文構成をするための論理的な思考を身につける。

教科書

特に定めない。

参考書

A.ホネット、加藤他訳『正義の他者』法政大学出版会
品川哲彦『正義と境を接するもの』ナカニシヤ出版
このほか、随時指示する

授業時間外の学習(準備学習等について)

上記テクストの他、岡村重夫や孝橋正一など、わが国の代表的な社会福祉原論の文献を読む。

授業の概要

社会福祉学において理論とは何であり、理論を学ぶことにはいかなる意味があるのだろうか。「実践の学」といわれる社会福祉学において、理論の果たす役割とは何か。そうした問いに答えるために、この授業では、「社会福祉学はこれまで何を主題としてきたのか」を考えたい。今期は、「抑圧された人びとの解放によって社会正義を実現するのが社会福祉実践のゴールである」という立場をめぐって考察したい。具体的には、ソーシャルワーク理論におけるフェミニズムの影響、フレイレの影響、および近時の交差性(intersectionality)概念がソーシャルワークにもたらしたインパクトについて考える。フェミニズムの議論やフレイレの解放概念がどのようにソーシャルワーク理論に影響を及ぼしたのか、交差性概念をソーシャルワークはどのように受容し、実践に適用したのかを見ていくことで、近時のソーシャルワークにおける「解放」の意味について検討していく。

授業計画

第1回 社会福祉学の主題(1) 準備学習等 SWの倫理および倫理学の基本文献を読む。
第2回 社会福祉学の主題(2) 準備学習等 SWの倫理および倫理学の基本文献を読む。
第3回 近時の社会福祉学理論においてどのように「倫理」への焦点化がなされているか(1) 準備学習等 SWの倫理および倫理学の基本文献を読む。
第4回 近時の社会福祉学理論においてどのように「倫理」への焦点化がなされているか(2) 準備学習等 SWの倫理および倫理学の基本文献を読む。
第5回 フェミニズムと交差性に関する文献を読みながら考える(1) 準備学習等 指定された文献を読み込み、テーマに即した論点の整理をし、疑問やコメントを提示できるようにする。
第6回 フェミニズムと交差性に関する文献を読みながら考える(2) 準備学習等 指定された文献を読み込み、テーマに即した論点の整理をし、疑問やコメントを提示できるようにする。
第7回 フェミニズムと交差性に関する文献を読みながら考える(3) 準備学習等 指定された文献を読み込み、テーマに即した論点の整理をし、疑問やコメントを提示できるようにする。
第8回 フェミニズムと交差性に関する文献を読みながら考える(4) 準備学習等 指定された文献を読み込み、テーマに即した論点の整理をし、疑問やコメントを提示できるようにする。
第9回 フェミニズムと交差性に関する文献を読みながら考える(5) 準備学習等 指定された文献を読み込み、テーマに即した論点の整理をし、疑問やコメントを提示できるようにする。
第10回 フェミニズムと交差性に関する文献を読みながら考える(6) 準備学習等 指定された文献を読み込み、テーマに即した論点の整理をし、疑問やコメントを提示できるようにする。
第11回 フェミニズムと交差性に関する文献を読みながら考える(7) 準備学習等 指定された文献を読み込み、テーマに即した論点の整理をし、疑問やコメントを提示できるようにする。
第12回 フェミニズムと交差性に関する文献を読みながら考える(8) 準備学習等 指定された文献を読み込み、テーマに即した論点の整理をし、疑問やコメントを提示できるようにする。
第13回 討論:社会福祉学における「倫理」の理論的諸課題をめぐって(1) 準備学習等 振り返り
第14回 討論:社会福祉学における「倫理」の理論的諸課題をめぐって(2) 準備学習等 振り返り
第15回 総括 準備学習等 振り返り

成績評価

本科目は、授業内容に関する知識の修得、拡大・深化のレベルを、日頃の学習姿勢、発表内容ならびにレポートなどから判断して、次の5段階で評価する。特段に優れたレベルである(A+)、優れたレベルである(A)、 ふつうのレベルである(B)、ふつうには及ばないレベルである(C)、この科目で求めるレベルに達していない(D)に分類する。
単位取得に際しては、①文献の批判的な読みができる、②一見関連がないような社会的事象の間に共通のパターンを見いだし、批評する力がある、③博士論文執筆に必要な論文構成をするための論理的な思考を身につけていることが必要となる。これ以外にも、作成したレジュメやプレゼンの状況、討論や発言、授業への参加度などから、到達目標が達成されているかどうかを判断して評価する。授業の出席が3分の2に満たないものは、単位修得できない。