精神看護学援助特論III

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
精神看護学援助特論III
Advanced Nursing Intervention for Mental health and Psychiatric Nursing III
P621940001 2 1 後期授業 専門科目 NNNUR6414-J1 土4 羽曳野教室(仮) 冨川 順子・他

オフィスアワー

冨川 順子:(木)13:00~15:00

授業目標

 救急・急性期精神看護の患者査定に必要な視点として,救急・急性期にある患者の身体・精神病状の特徴や診断・治療方法,治療経過の視点・方法を理解する。さらに,治療経過に沿って変化する看護ニーズと,その実践に必要な技能や方略について学習する。 
 精神科急性期における倫理的問題の特性,法や規制の意味を踏まえ,患者が安全で安心できる環境を提供する実践方略を検討する。さらに,救急・急性期から患者のセルフケアに向けた看護介入方法を検討する。

(達成目標)
1.精神科救急・急性期現場で受け入れる患者と家族の特徴について説明できる。
2.精神科救急・急性期現場で主に使用される治療方法について説明できる。
3.精神科救急・急性期現場での患者の回復過程に合わせたクリニカルパスと看護ケアの方向を説明できる。
4.急性期症状への看護で重要なことと、再入院防止・地域生活促進の看護で重要なことについて説明できる。
5.精神科救急・急性期現場が抱える課題と特有の倫理的問題について説明できる。

参考書

・ 日本専門看護師協議会監修、宇佐美しおり・野末聖香編集(2009):精神看護スペシャリストに必要な理論と技法、日本看護協会出版会
・ 南裕子 編集:心をいやす アクティブナーシング,講談社
・ ドナ・C.アギュララ,ジャニス M.メズイック著 小松源助,荒川義子訳:危機療法の理論と実際,
・ チャールズ・A. ラップ,リチャード・J.ゴスチャ著,田中 英樹訳:ストレングスモデル―精神障害者のためのケースマネジメント,金剛出版
・ 包括的暴力防止プログラム認定委員会編:包括的暴力防止プログラム 医学書院
・ 下山晴彦編:認知行動療法を学ぶ 金剛出版
・ 東京武蔵野病院看護部編 精神科急性期看護のエッセンス 精神科看護出版
・ 阿保順子,佐久間えりか編 統合失調症急性期看護マニュアル 改訂版 スピカ書房

関連科目

精神看護学特論Ⅰ・Ⅱ,精神看護学援助特論Ⅰ・Ⅱ

授業時間外の学習(準備学習等について)

 講義方法は,提示されたテーマに沿ったプレゼンテーションと,プレゼンテーションで提示された検討議題に対するディスカッションとする。各自はシラバスに提示された講義テーマについて提示されている参考文献および最新の研究などを検索・精読し,それらを踏まえたプレゼンテーションの準備を行うこと。さらに,ディスカッションに積極的に参加できるように,基本的知識は各自で事前に学習して臨むこと。

授業の概要

 救急・急性期における精神看護専門看護に求められる,倫理調整を踏まえた卓越した看護を行うための実践力育成に向け,必要な知識と技能を修得する。救急・急性期での心身の査定,精神科治療を踏まえながら看護のニーズを査定し,患者に安全で安心を提供する看護について検討する。また,救急・急性期から患者の自立支援に向けた看護を前提に,救急・急性期における問題を解決する看護展開方法を検討する。

授業計画

① 精神科医療における機能分化の変遷と,救急・急性期看護の現状
② 救急・急性期における精神病状の特徴と診断
③ 救急・急性期における身体的問題の査定
④ 救急・急性期における治療の焦点と方法,目標
⑤ 救急・急性期の治療経過に伴う,病状の変化と観察の視点
⑥ 急性期における薬物療法と看護の役割
⑦ 救急・急性期看護の経過に伴う,変化する看護の焦点と具体的な実践方略
⑧ 救急・急性期における倫理的問題
⑨ 行動制限最小化への方略,および隔離・拘束の原則と隔離・拘束におけるケアの目的と実際
⑩ 救急・急性期における攻撃性に対する対応,包括的暴力防止プログラムの理解と活用 
⑪ 精神障害の病識・病感,病感を育てる介入方略
⑫ 精神科急性期の患者の家族に対する看護ケア
⑬⑭ 精神科救急病棟におけるクリニカルパス
⑮ 再入院防止・地域生活を促進する看護ケア

成績評価

 各講義でのディスカッションへの参加、プレゼンテーション資料と発表で示された、授業目標の達成度で評価する。

合格(C判定)の基準は以下のことができること
1.精神科救急・急性期現場で受け入れる患者と家族の特徴について説明する。
2.精神科救急・急性期現場で主に使用される治療方法について説明する。
3.精神科救急・急性期現場での患者の回復過程に合わせたクリニカルパスと看護ケアの方向を説明する。
4.急性期症状への看護で重要なことと、再入院防止・地域生活促進の看護で重要なことについて説明する。
5.精神科救急・急性期現場が抱える課題と特有の倫理的問題について説明する。