慢性看護学援助特論I

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
慢性看護学援助特論I
Nursing Intervention for Chronic Illness Patients I
P621830001 2 1 後期授業 専門科目 NNNUR6513-J1 月2 B402,オンライン(羽曳野キャンパス) 籏持 知恵子・他

オフィスアワー

籏持教授 :木曜日 12:00~13:00 A-403研究室
南村准教授:木曜日 12:00~13:00 A-408研究室                        中村助教 :木曜日 12:00~13:00 A-406研究室

授業目標

1.慢性疾患を病む人々のQOLの維持と健康増進、リハビリテーションのために必要な自己管理のための患者教育を個別・集団により行う
  基盤となる能力を養う。
2.慢性疾患を病む人の発症から死に至る病みの軌跡の諸局面に対して、インターディシプリナーアプローチによるヘルスケアシステムに
  おける具体的支援と支援方法の開発のための能力を養う。

教科書

特に指定しない

参考書

1)Rankin & Stalling : Patient Education , Lippincott , 1990.
2)Strauss & Corbn : Shaping a New Health Care System, Jossey-Bass, 1988.
3)MD.Mcevoye & C.Eagen : The Process of developing a Nurasing Intervention Model,Journal of Nursing Education,
 18(4),18-25,1979.
4)アーサークラインマン著/江口重幸他訳:病の語り、誠信書房,1996.
5)AB. Hamric et.al:Advanced Practice Nursing-An Integrative Approach 4th Edition,W.B.Sanders Company,2009.

関連科目

慢性看護学特論

授業の概要

 様々な時期にある慢性疾患を病む人の支援について、QOLの維持と健康増進、リハビリテーションのために必要な自己管理のための個別・集団の患者教育、インターディシプリナーアプローチによるヘルスケアシステムにおける支援という観点から学修し、支援能力を養う。

 事前学習によるプレゼンテーション、討議を中心にすすめる。

授業計画

第1回 慢性疾患を病む人への患者教育のための支援(1)
患者教育の必要性と重要性、看護師の役割(籏持)
準備学習等 参考文献、その他の文献からテーマに関する内容をまとめておく
第2回 慢性疾患を病む人への患者教育のための支援(2)
専門職種によるチームアプローチとインターディシプリナリーケア(籏持)
準備学習等 チームアプローチとモデルの種類とその特徴や差異に関する内容をまとめておく
第3回 慢性疾患を病む人への患者教育のための支援(3)
患者教育に適用される教育理論、アンドラゴジー(籏持)
準備学習等 アンドラゴジーその他患者教育の原理や看護への実際関する内容をまとめておく
第4回 慢性疾患を病む人への患者教育のための支援(4)
患者教育の場の設定、モチベーションを維持、増進させるための手法(籏持)
準備学習等 慢性疾患患者の教育とモチベーションの関連、その維持、増進のための方法についてまとめておく
第5回 慢性疾患を病む人への患者教育のための支援(5)
患者の行動の変容のための行動科学(認知行動療法)(籏持)
準備学習等 認知行動療法の歴史的、学問的背景、具体的方法、看護への適応等についてまとめておく
第6回 慢性疾患を病む人への患者教育のための支援(6)
目標の設定・教育方法・評価方法(籏持)
準備学習等 看護における患者教育の具体的方法(目標の設定・教育方法・評価方法)についてまとめておく
第7回 様々な時期にある慢性疾患を病む人への支援(7)  
病みの軌跡理論に基づくアプローチの方法(籏持)
準備学習等 慢性看護学特論で学習した病の軌跡理論に基づき、事例を通して実際の支援内容を検討し、まとめておく
第8回 様々な時期にある慢性疾患を病む人への支援 (8-1)
臨床人類学に基づくアプローチの方法(籏持)
準備学習等 参考文献4)を読み、臨床人類学の前提や概念についてまとめる
第9回 様々な時期にある慢性疾患を病む人への支援 (8-2) 
臨床人類学に基づくアプローチの方法(籏持)
準備学習等 臨床人類学を活用したアプローチ法についてまとめる
第10回 様々な時期にある慢性疾患を病む人への支援 (9-1)
EC.Eaganの看護介入モデルの構成要素と開発過程、介入の分析(籏持)
準備学習等 参考文献3)を事前に読み内容をまとめ、疑問点を明確にしておく
第11回 様々な時期にある慢性疾患を病む人への支援 (9-2)            EC.Eaganの看護介入モデルの構成要素と開発過程、介入の分析(籏持) 準備学習等 参考文献3)を事前に読み内容をまとめ、疑問点を明確にしておく
第12回 様々な時期にある慢性疾患を病む人への支援 (9-3)
発症時から急性憎悪期、回復期にある慢性疾患患者の生活上の困難、苦痛についての介入の検討(籏持)
準備学習等 発症時から急性憎悪期、回復期にある慢性疾患患者への介入に関する研究論文を選択し、介入モデルの構成要素の観点から分析しておく
第13回 様々な時期にある慢性疾患を病む人への支援(9-4)
緩解維持期から終末期にある慢性疾患患者の生活上の困難、苦痛についての介入の検討(籏持)
準備学習等 緩解維持期から終末期にある慢性疾患患者への介入に関する研究論文を選択し、介入モデルの構成要素の観点から分析しておく
第14回 慢性疾患患者のケースマネージメントの方略(10)(中村・籏持・南村) 準備学習等 文献5)を参考に慢性疾患患者の看護に必要なケースマネージメントについてまとめておく。
第15回 慢性疾患の支援のための協働・調整(11)(中村・籏持・南村)
具体的行動、協働・調整の障害、効果的協働のプロセス、協働・調整に必要な能力
準備学習等 協働調整のための具体的行動、障害、効果的協働のプロセス、協働・調整に必要な能力ついてまとめる。自身の患者や家族の支援における協働・調整についての事例検討の資料を作成する

成績評価

授業目標の達成度で成績評価を行う。
・慢性疾患を病む人々の自己管理のための患者教育に関する理論について説明できる。
・慢性疾患患者へのチームアプローチに活用できるモデルの種類と相違点を説明できる
・医学モデルとは異なるアプローチ法について説明することができる。
・看護介入モデルの構成要素と作成過程が説明できる。
・慢性疾患患者の事例を通してケースマネージメント、協働・調整について説明できる。
上記の観点を達成することが求められる。プレゼンテーション内容(80%)、討議等への参加態度(20%)で評価する。