家族看護学援助特論I

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
家族看護学援助特論I
Advanced Nursing Intervention of Family Health Nursing I
P621520001 2 1 後期授業 専門科目 NNNUR6312-J1 月2 B404 中山 美由紀
井上 敦子

オフィスアワー

中山美由紀:月曜日・木曜日12時から13時
井上敦子:木曜日12時から13時

授業目標

この科目は、家族支援専門看護師に求められる家族看護分野において卓越した看護実践能力を修得するために設けられており、家族の健康及び生活に関する科目である。専門的な看護分野の特徴を踏まえたうえで、家族員の健康障害に関わる治療の過程において、さまざまな健康課題をもつ家族を系統的にアセスメントし家族像を形成する。さらにその家族の健康課題を解決するために理論・モデルの活用を分析・評価し、家族看護実践への適応を検討する能力を修得する。
以下の能力を身につけることを達成目標とする。
1.専門的な看護分野の特徴を踏まえたうえで家族の健康課題を理解することができること
2.さまざまな健康課題をもつ家族の特徴を理解することができること
3.さまざまな健康課題をもつ事例に対して理論とモデルを適応させ、アセスメントや介入方法を検討することができること

教科書

特に指定しない

参考書

・筒井真優美編集:看護理論家の業績とその評価(第2版) 医学書院, 2020
・Bengtson, Vern L. Acock, Alan C. Klein, David M. : Sourcebook of Family Theory and Research, Sage Pubns, 2006
・James M.White, David M.Klein; Family Theories 3rd ed. Sage Pubns, 2007
その他:前期科目家族看護学、家族看護学特論、演習1Bの講義時に紹介した参考書

関連科目

家族看護学、家族看護学特論、家族看護学演習ⅠB、ⅡB、家族看護学援助特論Ⅱ、Ⅲ

授業時間外の学習(準備学習等について)

授業はテーマについて討議をする形式である。事前学習として、授業のテーマ、論点に関する文献をまとめ、討議する準備が必要となる。さらに課題に対するプレゼンテーションを行うために授業時間外に学習する必要がある。

授業の概要

専門的な看護分野の特徴を踏まえたうえで、家族員の健康障害に関わる治療の過程において、さまざまな健康課題をもつ家族を系統的にアセスメントし家族像を形成する。さらにその家族の健康課題を解決するために理論・モデルの活用を分析・評価し、家族看護実践への適応について学修する。

授業計画

第1回 家族像の理解とアセスメント
・家族看護アセスメントモデルの特徴の理解
・家族アセスメントモデル適応
準備学習等 予習:家族看護アセスメントモデルについての比較
復習:比較の再検討
第2回 家族看護における看護理論・モデルの適応
・家族システム理論を活用した事例の分析
・家族システム論の適応と限界についての討議
準備学習等 予習:家族看護における看護理論・モデル
復習:理論・モデルの活用方法
第3回 家族看護ケアにおける家族発達理論の適応
・家族発達理論を活用した事例の分析
・家族発達理論の適応と限界についての討議
準備学習等 予習:家族看護における看護理論・モデル
復習:理論・モデルの活用方法
第4回 さまざまな健康課題をもつ家族に対する理論とモデルの適応1:
病気の子どもとその家族
・病気の子どもをもつ家族を理解するための理論やモデル
・病気の子どもをもつ家族に対する看護介入のための理論やモデル
準備学習等 予習:子どもをもつ家族の事例を用いて理論とモデルを適応させ、アセスメントや介入方法を検討する
第5回 さまざまな健康課題をもつ家族に対する理論とモデルの適応1:
病気の子どもとその家族
・使用されている理論やモデルの適応についての討議
準備学習等 復習:アセスメントと介入方法の再検討
第6回 さまざまな健康問題をもつ家族に対する理論とモデルの適応2:
在宅療養をする患者とその家族
・在宅療養する患者の家族を理解するための理論やモデル
・在宅療養する患者の家族に対する看護介入のための理論やモデル
準備学習等 予習:在宅療養している患者の家族の事例を用いて理論とモデルを適応させ、アセスメントや介入方法を検討する
第7回 さまざまな健康問題をもつ家族に対する理論とモデルの適応2:
在宅療養をする患者とその家族
・使用されている理論やモデルの適応についての討議
準備学習等 復習:アセスメントと介入方法の再検討
第8回 さまざまな健康問題をもつ家族に対する理論とモデルの適応3:
終末期の患者とその家族
・終末期の患者の家族を理解するための理論やモデル
・終末期の患者の家族に対する看護介入のための理論やモデル
準備学習等 予習:終末期の患者の家族の事例を用いて理論とモデルを適応させ、アセスメントや介入方法を検討する
第9回 さまざまな健康問題をもつ家族に対する理論とモデルの適応3:
終末期の患者とその家族
・使用されている理論やモデルの適応についての討議
準備学習等 復習:アセスメントと介入方法の再検討
第10回 さまざまな健康問題をもつ家族に対する理論とモデルの適応4:
急性期の患者とその家族
・急性期の患者の家族を理解するための理論やモデル
・急性期の患者の家族に対する看護介入のための理論やモデル
準備学習等 予習:急性期の患者の家族の事例を用いて理論とモデルを適応させ、アセスメントや介入方法を検討する
第11回 さまざまな健康問題をもつ家族に対する理論とモデルの適応4:
急性期の患者とその家族
・使用されている理論やモデルの適応についての討議
準備学習等 復習:アセスメントと介入方法の再検討
第12回 さまざまな健康問題をもつ家族に対する理論とモデルの適応5:
慢性期の患者とその家族
・慢性期の患者の家族を理解するための理論やモデル
・慢性期の患者の家族に対する看護介入のための理論やモデル
準備学習等 予習:慢性期の患者の家族の事例を用いて理論とモデルを適応させ、アセスメントや介入方法を検討する
第13回 さまざまな健康問題をもつ家族に対する理論とモデルの適応5:
慢性期の患者とその家族
・使用されている理論やモデルの適応についての討議
準備学習等 復習:アセスメントと介入方法の再検討
第14回 家族のサポートシステム活用と家族エンパワーメント
・家族資源(親族や地域社会資源)の活用に対する支援
・ソーシャルサポートネットワークについて
・家族エンパワーメントをもたらす看護実践
準備学習等 予習:家族のサポートシステム活用
復習:学生の関心のある家族看護への理論モデルの適応
第15回 家族看護の実践的課題と展望
・学生の関心のある分野における家族の理解や看護介入への理論モデルの適応について検討した内容の発表
・家族看護における実践的課題についての討議
準備学習等 予習:家族看護の実践的課題
復習:授業総括

成績評価

授業目標(達成目標)の1~3の達成度で成績評価を行う。単位を取得するためには、
・専門的な看護分野の特徴を踏まえたうえで家族の健康課題を理解することができること
・さまざまな健康課題をもつ家族の特徴を理解することができること
・さまざまな健康課題をもつ事例に対して理論とモデルを適応させ、アセスメントや介入方法を検討することができること
・家族看護における実践的課題について述べることができること
上記の4点を達成することが求められる。成績評価は、レポート、発表、取組み態度等を総合して行う。