精神看護学演習IB

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
精神看護学演習IB
Seminar of Psychiatric Nursing IB
P620950001 2 1 前期集中 専門科目 NNNUR6417-J2 割外 羽曳野教室(仮) 冨川 順子・他

オフィスアワー

冨川順子:月~金:12:10~12:55 但し,実習期間中はこの限りではない.

授業目標

 精神看護学援助特論Ⅰで学習した知識を用いて精神疾患を持つ人への適切な治療方法を理解して、必要な看護ケアを考えることができる。
1.事例に対して精神機能と自我機能に関するアセスメントができる。
2.1.のアセスメントに心理検査,臨床検査の結果を適用しながら,DSM-Ⅴの精神科診断枠組みを活用して,精神科診断ができる。
3.1.のアセスメントに基づいて精神科治療の効果と回復の程度について説明できる。
4.身体状態のアセスメントも行い、精神機能と薬物療法との相互作用について説明できる。
5.事例の生活歴、精神機能、セルフケアの関係について説明できる。
6.事例の精神機能の発達と、発達課題が事例の精神機能の及ぼす影響について説明できる。
7.事例の家族関係の影響とそのアセスメントについて説明できる。
8.事例の社会的役割と社会資源によるサポートからの精神機能とセルフケアへの影響について説明できる。
9.セルフケア理論の枠組みを用いて、これらのアセスメントを統合して,事例について心身と社会的関係を合わせた包括的なアセスメントができる。
10.看護目標の設定、看護計画の作成、看護サマリーの作成ができる。
11. 介入方法を検討するための文献検討ができる。

教科書

井上令一監修(2016):カプラン臨床精神医学テキスト DSM-5診断基準の臨床への展開 第3版,メディカル・サイエンス・インターナショナル.
仙波純一他監訳(2015):ストール精神薬理学エセンシャルズ 神経科学的基礎と応用 第4版,メディカル・サイエンス・インターナショナル.

参考書

・ 伊勢田堯,中村伸一 編集:精神科治療における家族支援,専門医のための精神科臨床リュミエール17,中山書店
・ 岡本眞知子,萱間真美編(2017):精神科ナースのアセスメント&プランニングbooks 家族ケア,中央法規出版.
・ 遊佐安一郎著:家族療法入門,星和書店
・ 吉川悟,東豊 著,システムズアプローチによる 家族療法の勧め,ミネルヴァ書房
・ドロセア・E・オレム,小野寺杜紀訳(2005):オレム看護論 看護実践における基本概念 第4版,医学書院.
・ 南裕子 編集:実践オレムアンダーウッド理論 心をいやす アクティブナーシング,講談社
・ 日本専門看護師協議会監修、宇佐美しおり・野末聖香編集(2009):精神看護スペシャリストに必要な理論と技法、日本看護協会出版会
・ 末松弘行,河野友信,吾郷晋浩著:心身医学を学ぶ人のために,医学書院

関連科目

精神看護学特論Ⅰ・Ⅱ,精神看護学援助特論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ,精神看護学演習ⅡB,精神看護学実習Ⅰ・Ⅱ

授業時間外の学習(準備学習等について)

・モデル事例を作成して、授業内容の視点からアセスメントを行ったものを用意して、毎回講義に臨むこと。
・参加者がディスカッションできるように,具体的な事例は3日前に提示すること。参加者は配布された事例に対して,アセスメント結果を持って講義に臨むこと。

授業の概要

 精神看護学援助特論Ⅰで学習した知識を用いて、精神疾患を持つ人について多様な視点からのアセスメントを行い、適切な治療方法を理解して、必要な看護ケアを考える方法を修得する。精神機能のアセスメントに、臨床検査や心理検査の結果を適用して、DSM-Ⅴの診断枠組みを活用した精神医学的診断の実際についても演習を通して学習する。精神障がい者を抱える家族、患者と家族の相互作用と患者の精神機能とセルフケアへの影響、社会資源や環境と患者の相互作用とその精神機能とセルフケアへの影響についてのアセスメントと必要なケアの検討方法も修得する。セルフケア理論の枠組からのアセスメントを統合して,精神看護専門看護師としての包括的にアセスメント力を育成する.
 このアセスメントに基づいて精神疾患を持つ対象の希望に沿った看護目標を設定して、エビデンスのある看護ケアを検討する能力を養う。

授業計画

①②    事例についての精神機能のアセスメントと必要な治療・ケアの検討   
③④ 事例についての自我機能のアセスメントと必要な治療・ケアの検討
⑤⑥    事例についての精神分析的なアセスメントと必要な治療・ケアの検討
⑦⑧    脳機能,身体状態からの精神機能への影響のアセスメントと必要な治療・ケアの検討
⑨⑩    薬物療法の精神機能への影響についてのアセスメントと必要な治療・ケアの検討
⑪     精神機能の発達とストレス,危機状態の影響についてのアセスメントと
                                必要な治療・ケアの検討  
⑫⑬    オレムのセルフケア理論と精神看護における看護過程の展開           
⑭⑮    生活歴の精神機能とセルフケアの影響についてのアセスメントと必要なケアの検討
⑯⑰    精神疾患を持つ人の家族:体験、EE研究、患者との相互作用、アセスメント方法
⑱⑲    事例の家族についてのアセスメント方法と必要な看護ケアの検討     
⑳㉑    事例の社会資源についてのアセスメント方法と必要な看護ケアの検討
㉓㉔    事例の治療的セルフケアデマンドの検討とセルフケア不足の査定
㉕㉖    事例の看護目標と看護ケアプランの検討
㉗     事例の看護ケアの評価と看護サマリー
㉘~㉚   精神看護における介入方法に関する研究の動向

成績評価

 各講義でのディスカッションへの参加とプレゼンテーション資料と発表、課題についての提出物で示される以下の授業目標の達成度で評価する。

合格(C評価)には以下のことが必要。
1.事例に対して精神機能と自我機能に関するアセスメントをする。
2.1.のアセスメントに心理検査,臨床検査の結果を適用しながら,DSM-Ⅴの精神科診断枠組みを活用して,精神科診断をする。
3.1.のアセスメントに基づいて精神科治療の効果と回復の程度について説明する。
4.身体状態のアセスメントも行い、精神機能と薬物療法との相互作用について説明する。
5.事例の生活歴、精神機能、セルフケアの関係について説明する。
6.事例の精神機能の発達と、発達課題が事例の精神機能の及ぼす影響について説明する。
7.事例の家族関係の影響とそのアセスメントについて説明する。
8.事例の社会的役割と社会資源によるサポートからの精神機能とセルフケアへの影響について説明する。
9.セルフケア理論の枠組みを用いて、これらのアセスメントを統合して,事例について心身と社会的関係を合わせた包括的なアセスメントを行う。
10.看護目標の設定、看護計画の作成、看護サマリーの作成を行う。
11. 介入方法を検討するための文献について、質的研究と量的研究を一つずつ選びクリティークをする。