精神看護学特論II

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
精神看護学特論II
Advanced Mental health and Psychiatric Nursing II
P620380001 2 1 後期授業 専門科目 NNNUR6411-J1 土2 オンライン(羽曳野キャンパス),羽曳野教室(仮) 冨川 順子・他

オフィスアワー

冨川順子:月~金 12:00~13:00

授業目標

1.精神科医療で活用される薬物療法、電気けいれん療法、心理療法とこれらの治療を受ける患者の看護について説明できる。
2.精神科医療で使用される抗精神病薬・抗うつ薬の作用機序、抗不安薬、気分安定薬、睡眠薬の特徴と副作用、患者の体験について説明できる。
3.支持的精神療法、認知療法、行動療法、ソーシャルスキルトレーニング、心理教育とWRAP、リラクセーション、アンガーマネジメント、CVPPP、動機づけ面接法、弁証法的行動療法、オープンダイアローグ、トラウマインフォームドケアについて説明できる。
4.集団の心理と集団精神療法、集団で治療することによる効果、介入の原則について説明できる。
5. ケースマネジメントの概念と、ACT、ストレングスモデルについて説明できる。

教科書

井上令一監修(2016):カプラン臨床精神医学テキスト DSM-5診断基準の臨床への展開 第3版,メディカル・サイエンス・インターナショナル.
仙波純一他監訳(2015):ストール精神薬理学エセンシャルズ 神経科学的基礎と応用 第4版,メディカル・サイエンス・インターナショナル.

参考書

講義内で呈示する。
・ 樋口輝彦,石郷岡純著:抗精神病薬のリスク・ベネフィット 専門医のための精神科臨床リュミエール25,中山書店
・ 精神科治療過程で有用な臨床検査(特集):精神科治療学 23(1)2008,星和書店
・ 上島国利,三村将,中込和幸,平島奈津子著:EBM 精神疾患の治療,中外医学者
・ エマ・ウィリアムズ著,菊池安希子監訳:統合失調症のための集団認知行動療法,星和書店
・ A・ウィンストン,R・N・ローゼンタール,H・ビンスカー,山藤奈穂子,佐々木千恵:支持的精神療法入門,星和書店
・大野裕(2015):動画で学ぶ支持的精神療法入門,医学書院.
・ジュディス・S・ベック,伊藤絵美他訳(2015):認知療法実践ガイド 第2版 基礎から応用までージュディス・ベックの認知療法テキストー,星和書店.
・Jesse H.Wright他著,大野裕・奥山真司監修(2018)認知行動療法トレーニングブック 第2版,医学書院.
・三田村仰(2017):はじめて学ぶ行動療法,金剛出版.
・芝田寿美男(2017):臨床行動分析のすすめ方―ふだん使いの認知行動療法,岩崎学術出版社.
・鈴木丈・伊藤順一郎(1997):SSTと心理教育,中央法規出版.
・後藤雅弘(2012):家族心理教育から地域精神保健福祉まで,金剛出版.
・前田ケイ(2013):基本から学ぶSST 精神の病からの回復を支援する,星和書店.
・鈴木純一(2014):集団精神療法 理論と実際,金剛出版.
・武井麻子(2002):グループという方法、医学書院.
・エマ・ウィリアムズ他著,壁屋康弘他翻訳(2012):軽装板 アンガーコントロールトレーニング,星和書店.
・高木俊介(2017):ACT―Kの挑戦 増補新版:ACTが開く精神医療・福祉の未来,批評社.
・小澤温監修(2018):相談支援専門員のための ストレングスモデルに基づく障害者ケアマネジメントマニュアル: サービス等利用計画の質を高める,中央法規出版.
・チャールズ・A. ラップ,リチャード・J.ゴスチャ著,田中 英樹訳(2014):ストレングスモデル―リカバリー志向の精神保健福祉サービス,金剛出版.
・ウィリアム・R・ミラー他著,原井宏明監訳(2019):動機づけ面接 第3版 上/下,星和書店.
・ヤーコ・セイックラー,トム・アーンキル著,齋藤環訳(2019):開かれた対話と未来 今この瞬間に他者を思いやる,医学書院.
・五十嵐透子著(2015):リラクセーション法の理論と実際,医歯薬出版株式会社.
・佐々木雄二著(1984):自律訓練法の実際,創元社.
・Matthew McKay他,遊佐安一郎・荒井まゆみ(2011):弁証法的行動療法実践トレーニングブック 自分の感情とよりうまくつきあってゆくために,星和書店.
・野坂祐子(2019):トラウマインフォームドケア "問題行動"を捉え治す援助の視点、日本評論社.

関連科目

精神看護学特論Ⅰ、精神看護学援助特論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、精神看護学演習Ⅰ・Ⅱ、精神看護学実習Ⅰ・Ⅱ

授業時間外の学習(準備学習等について)

 講義方法は,提示されたテーマに沿ったプレゼンテーションと,プレゼンテーションで提示された検討議題に対するディスカッションとする。各自はシラバスに提示された講義テーマについて提示されている参考文献および最新の研究などを検索,精読し,それらを踏まえたプレゼンテーションの準備を行うこと。さらに,ディスカッションに積極的に参加できるように,基本的知識は各自で事前に学習して臨むこと。

授業の概要

 精神科医療での身体療法として使用する薬物の作用機序と副作用を理解し,疾患や症状ごとの特徴的な薬物療法について述べることができる。
 精神科医療での精神・心理療法として,精神療法や心理社会的治療法の種類と治療目標,実際の展開を理解し,疾患や対象の特性に合わせた治療の適応について考えられる。
 これらを踏まえ,専門看護師としての看護実践への活用と、患者に対する看護の役割を述べることができる。

授業計画

① 精神科領域における治療の全体と看護の役割及び看護への活用
② 電気けいれん療法と看護の役割
③ 精神科医療で使用される薬物の作用機序と副作用①(抗精神病薬,抗うつ薬)
④ 精神科医療で使用される薬物の作用機序と副作用②(抗不安薬,気分安定薬,睡眠薬など)
⑤ 薬物療法を受ける患者の体験と看護の役割(モニタリング~服薬指導)
⑥ 支持的精神療法と看護の役割、オープンダイアローグの看護での活用
⑦ 認知療法と看護での活用
⑧ 行動療法と看護での活用
⑨ 心理教育、Wellness Recovery Action Planと看護での活用
⑩ ソーシャルスキルトレーニングと看護での活用
⑪ 集団の心理と集団精神療法、看護の役割
⑫ リラクセーションの方法と看護での活用
⑬ アンガーマネジメント、CVPPP、トラウマインフォームドケア
⑭ 動機づけ面接法、弁証法的行動療法
⑮ ケースマネジメントの基礎とAssertive Care Treatment,ストレングスモデルと看護での活用

成績評価

 講義のディスカッション、プレゼンテーション資料と発表で示される、以下の授業目標の達成度で評価する。

合格(C以上)の基準
1.精神科医療で活用される薬物療法、電気けいれん療法、心理療法とこれらの治療を受ける患者の看護について説明する。
2.精神科医療で使用される抗精神病薬・抗うつ薬の作用機序、抗不安薬、気分安定薬、睡眠薬の特徴と副作用、患者の体験、看護の役割について説明する。
3.支持的精神療法、認知療法、行動療法、ソーシャルスキルトレーニング、心理教育とWRAP、リラクセーション、アンガーマネジメント、CVPPP、動機づけ面接法、弁証法的行動療法、オープンダイアローグ、トラウマインフォームドケアについて説明する。
4.集団の心理と集団精神療法、集団で治療することによる効果、介入の原則について説明する。
5. ケースマネジメントの概念と、ACT、ストレングスモデルについて説明する。