家族看護学

科目名
Course Title
授業コード 単位数 配当年次 開講期間
Term
科目分類 ナンバリング
コード
曜日
コマ
教室 担当教員氏名
Instructor
家族看護学
Family Nursing
P620170001 2 1 前期授業 専門科目 NNNUR6310-J1 火5 B403 中山 美由紀
井上 敦子

オフィスアワー

中山教授:月曜日・木曜日12時から13時
井上敦子:木曜日12時から13時

授業目標

この科目は、家族支援専門看護師に求められる家族看護分野において卓越した看護実践能力を修得するために設けられており、家族の健康及び生活に関する科目である。家族員の疾病・障害に対する診断・治療を理解しつつ、家族看護の対象である家族を系統的に捉え、家族の健康及び生活をアセスメントするための理論およびその方法とその活用についての知識を修得する。
具体的には、以下の能力を身につけることを達成目標とする。
1.家族を対象とした看護ケアの実践に必要な対象の理解や看護アセスメントの基礎となる理論について理解することができること
2.家族看護実践の基盤となる家族アセスメントモデル・ツールを理解することができること
3.事例を通して、家族の健康と生活を適切にアセスメントし、家族を系統的に捉え、家族の健康課題を明確にすることができること
4.家族看護実践の基盤となるアセスメントモデルを比較し、それぞれの特徴からその活用事例を考察できること

教科書

特に指定しない

参考書

授業中に提示する

関連科目

家族看護学特論、家族看護学援助特論Ⅰ

授業時間外の学習(準備学習等について)

授業の理解には予習・復習が不可欠である。シラバスの準備学習の予習で、授業内容についてイメージをつかむよう準備することが必要である。また、復習として、授業で学修した資料・ノートを読み返して内容を理解することが必要である。

授業の概要

今日では、家族そのものが看護の対象として重要視されている。ここでは看護の対象である「家族」の意味とそのダイナミックスを理解し、家族のアセスメント、家族支援の基本について学修する。そのために家族員の疾病・障害に対する診断・治療を理解しつつ、家族看護の対象である家族を系統的に捉え、家族の健康及び生活をアセスメントするための理論およびその方法とその活用についての知識を学修する。

授業計画

第1回 家族の概念
・家族の概念
・家族の価値の変遷について(家族の歴史)
準備学習等 予習:自己の家族観
復習:家族の概念、家族の価値の変遷について
第2回 家族の健康
・家族の健康の概念
・家族のセルフケア機能
・健康な家族
準備学習等 予習:健康な家族
復習:家族の健康の概念、家族のセルフケア機能
第3回 家族看護概論
家族看護の歴史、定義、目的 ・家族看護の歴史(発展過程)
・家族看護のニーズ
・家族看護の目的・定義について
・家族看護教育の位置づけ
準備学習等 予習:家族看護の発展過程
復習:家族看護教育の位置づけ
第4回 家族看護の諸理論1:家族発達理論
・家族発達理論の発展と適応
準備学習等 予習:家族発達理論
復習:家族発達理論の適応
第5回 家族看護の諸理論2:構造機能的アプローチ
・構造機能的アプローチの発展と適応
準備学習等 予習:構造機能的アプローチ
復習:家族の構造と機能
第6回 家族看護の諸理論3:家族システム理論
・家族システム論の分析・評価
・家族システム論の適応と限界についての討議
準備学習等 予習:家族システム理論
復習:家族システム理論の適応
第7回 家族看護の諸理論4:家族ストレス対処論
・家族ストレス対処理論の分析・評価
・家族ストレス対処理論の適応と限界についての討議
準備学習等 予習:家族ストレス対処理論
復習:家族ストレス対処理論の適応
第8回 家族の健康と生活のアセスメント
・家族の健康と生活の捉え方
・家族生活力量アセスメントの活用
・家族の健康と生活のアセスメントの実際
準備学習等 予習:家族の健康と生活のアセスメント(生活力量モデル)
復習:家族の健康のアセスメントの活用
第9回 家族の構造と機能とその評価
・家族構造機能の評価の役立つツール
・家族機能とは(家族看護研究者の捉え方から)
・家族機能の測定尺度
・家族機能の評価と看護実践について検討する
準備学習等 予習:エコマップの描き方、家族機能、家族機能の測定尺度
復習:家族機能の評価と看護実践
第10回 家族看護アセスメントモデル1
フリードマンアセスメントモデル
・基盤となる理論
・モデルの特徴と活用事例について考察する
準備学習等 予習:フリードマンのアセスメントモデルの基盤となっている理論
復習:フリードマンのアセスメントモデルの特徴
第11回 家族看護アセスメントモデル2
家族エンパワーメントモデル
・基盤となる理論
・モデルの特徴と活用事例について考察する
準備学習等 予習:家族エンパワーメントモデル
復習:家族エンパワーメントモデルの特徴
第12回 家族看護アセスメントツール3
カルガリーアセスメントモデル
・基盤となる理論
・モデルの特徴と活用事例について考察する
準備学習等 予習:カルガリー家族アセスメントツールの基盤となっている理論
復習:カルガリー家族アセスメントツールの特徴"
第13回 家族看護アセスメントモデル4
鈴木らのアセスメントツール
・基盤となる理論
・モデルの特徴と活用事例について考察す
準備学習等 予習:鈴木らのアセスメントモデルの基盤となっている理論
復習:鈴木らのアセスメントツールの特徴
第14回 家族看護アセスメントモデル5
渡辺式アセスメントモデル
・基盤となる理論
・モデルの特徴と活用事例について考察する
準備学習等 予習:渡辺のアセスメントツールの基盤となっている理論
復習:渡辺のアセスメントツールの特徴
第15回 家族看護アセスメントモデルの比較
・家族看護アセスメントモデルの比較
・それぞれのモデルの強みと限界についての討議
準備学習等 予習:家族アセスメントモデルの特徴の比較
復習:それぞれのモデルの特徴から活用事例を再検討

成績評価

授業目標(達成目標)の1~4の達成度で成績評価を行う。単位を取得するためには、
・家族看護の諸理論について概説することができること。
・家族看護アセスメントモデルの特徴を説明することができること。
・活用事例から家族の健康と生活をアセスメントし、家族の健康課題を明らかにすることができること。
・家族看護アセスメントモデルの活用事例を通して、それぞれのモデルの強みと限界を述べることができること。
上記の4点を達成することが求められる。成績評価は、レポート、発表、取組み態度等を総合して行う。